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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第8話 村人の子供の失踪ー調査③ーテラ視点ー 

更新が遅くなりすみません

この回より視点が色々変わります、すみません

後、初、攻略対象者が3人でます。

ライが急に苦しみ倒れた。


誰もいないのに┄何故?


と思っていると急にゾロゾロと人の気配が現れ┄いつの間にか囲まれていた


そしていま気づくことができた


ライの近くに若い男性が姿を現しニヤついた笑みで気を失ったライを見つめているのを


「┄誰だ┄お前は┄」


俺がその人物に怒気を孕んで言うと男は返事を返すこともなくライの身体を持ち上げると、スッと姿を消し俺の前に現れ嫌な笑みを浮かべ


「┄蒼の王の末裔のお前も連れて行こう┄」


と呟いた瞬間、いつの間にか俺は攻撃を受けて意識が飛びかかる中で、不意に男がライの顔に近づき呟いた所で完全に意識を失った 


◆◇◆◇◆◇


意識がうっすらと取り戻した頃、俺は目を開けた先には、薄汚れた天井があった


「┄何だ┄ここ?」


起き上がると周囲を見渡していく中、部屋である場所のあちこちには、小さな子供と俺ぐらいの子供が数人、それぞれ密集している姿が見えた瞬間


ああ~、俺┄拐われたんだ


と思い出した


次にライを探すが俺しか見当たらなかったことに気づき、胸がザワリとする


もしかすると緑色の髪の奴がライをそのまま連れていったんだと思うと、無性にイライラしてしまい、無意識に手を握りしめていた


「┄目が覚めたようだな┄小さな騎士さん」 


少し小馬鹿にしたような声が近くから聞こえ振り向けば、檻の向こう側に緑色の髪の男が不適な笑みを浮かべていた


俺はその姿を見てバンッと檻へと近づき怒鳴っていた。


「┄てめえ! ライを何処に連れていった!!!」

「┄応える必要はない。それに大人しくしておけ、でないと、あの子供に何をするか┄わからんぞ」

「┄ライを人質に取りやがったのか┄」


ジロッと睨みつけるように相手を見れば、何が楽しいのか、笑いだしたあと、スッと冷めた表情になり


「┄話しは終わりだ、また後で様子を見に来る」


と言い残し去っていく姿に俺はイライラがつのり檻を叩きつけた


ガンッ!


と檻の中に響き渡り、俺は項垂れたあと思考を巡らせば疑問が沸いてくる


何で┄ライを連れていく必要があるんだ?

人質をとっても俺を大人しくさせるにしても

おかしいとしか思えない、他に何か理由があるのだろうか?


あ~くそ~!! 情報不足で頭が整理出来ないと呻いていたら、小さな足音がピョコピョコと俺の方向に近づいてきて、側に来た頃には服を引っ張り


「┄お兄ちゃん┄大丈夫?」


と声をかけられて、一瞬┄誰だと睨みそうになった。


ライと引き離され、緑の男のことや人質のことでイライラしていたせいでだ


しかし、振り返って見て┄イライラが霧散した


俺の目には子供が片腕を切り取られている姿があって、そのことを気にしていないのか?


何故かキョトンとしていて、心配そうな表情を向けてくるため、気になってジッと見ていたら


「┄その腕┄拐われたときからないんだ、余り見てやるなよ新入り」


と遠くにいる人物から声をかけられて、視線を奥に向ければ、俺と同じ年頃の3人のうち一人が立ち上がり近寄ってくると、声をかけてきた子供の頭を撫でていた。


すると子供は擽ったそうに笑っているのを見て┄結構優しい奴なんだろうと思えた


「なぁ、あんたも拐われたんだよな?」

「うん、そうだが┄どうかしたのか?」


俺には視線を合わせず、子供をあやす男に聞いたら、意外にも質問を返してくる


男の見た目は一応説明すると、赤髪で流れるような前髪にツンツンとした頭をし、揉み上げ辺りは長く顔の顎まである、目元は少しつり上がっているが優しげな印象で、瞳の色は金色だった


そして何処か、服装的には日が浅くに拐われたと推測した


「┄なら┄聞きたいんだが┄ついさっきの男のことを知っているか?」


とにかく情報が必要だと思い質問をしてみたら、赤髪の男は子供をあやすのを止めると俺を見据え、何故か睨んできた


「┄知ってるさ、あの男が、義族長を惑わせてんだからな┄」

「┄どういう┄ことだ?」

「┄あんた┄わざと捕まったんじゃないのか?」

「┄それはないと思いますね、カーラーの質問に対して、動揺してますから┄」 


急に俺と赤髪の男との会話に奥の方にいた、あと二人が近づいて声に割って入ってきた


一人は灰色の髪をし長いセミロングを後ろに纏めた髪型をしており、瞳の色はアイスブルーをしていた


もう一人は黒い髪をして前髪を横分けし、適度に短めにしたショートヘアーをしていて、瞳の色は茶色をしている


この二人も赤髪と同じで服装は余り汚れていなかった


「┄ナイトにディグ┄お前らもそう思うか?」

「まあね。今の言葉の単語を聞いて、気づいてないみたいやからな」

「そうですよ。普通であれば┄気づきます┄」

「そっか┄、つまらないな。俺達と同年代だから┄知ってて拐われたと思ったのにな」


理解不能なことを言い合う3人は、気楽な友人のような会話をし、俺のことを明らかにバカにしているように聞こえてきた


何だか置き去り感が否めないが、冷静に声をかけようとしたときだった子供が赤髪に声をかけていた


「ねえ、お兄ちゃん┄遊んで!┄」

「お、良いぞ、なにをしようか?」


と赤髪は子供を連れて俺から離れていく

まるで興味をなくしたように


「さあて、俺も┄ここでの交渉のため、頭を捻らんといかんからな┄」


灰色の髪の奴までも、頭を後ろ手にあて、俺から離れていった


「なんだ┄あれ? 失礼だな┄」


その光景に俺が呟いたら、まだ一人残っている黒髪の男が可笑しそうに笑っていた


「ふふ、許してあげて下さいね。あの二人も拐われた頃は、結構荒れてたんですよ。この状況や彼等のゲスっぷりにね、僕も┄そうでしたけど」

「そうなんだ、けどよ┄馴染んでんだな」

「それは当たり前かと、元より子供達の救出が目的で拐われてあげたのです。子供達の安全かつ、心理を補わせ、精神を落ち着かせる。でないと心は疲弊してしまいます」

「だからこそ、馴染んでおき、脱出時に行動するのがベストだと、そう思いませんか?」

「┄確かに┄その通りだと思うが、でも┄そこまで考えてるように行動してるのか?」


何だかんだで、先程の男のことを忘れ、ライの事は気になるけど


妙に気が抜けるんだよな~

まるで牢屋というよりも、一部屋まるごとが和みスペースになってて┄┄自由すぎると思う


チラッと黒髪の男を見れば苦笑気味であるため、同じ気持ちなんだろうな


「まあいいや、一応┄自己紹介しておくよ、俺はテラ・ディルスっていう、お前は?」 

「僕はディグレ、名字はありません。白狼の村の平民です」


こうして俺は┄ディグレから、他の二人の情報を知ることが出来たのだった


そして他にも知らない情報などを教えてもらった


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