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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第7話 白狼の村と冒険者試験⑫

そのあとに色々と話をしたあとに、村長から協力を得ることも出来るようになり


外に出た後は┄もう昼時になっていた。


太陽がもう真上に昇る姿に眩しいな


と思っていれば、テラは余計に解放されたように、背伸びをしていた。


ジュンヤさんとジルさんは┄互いに意見交換をしあいながら、村長宅の扉を閉めたあとに、私とテラに向いて


「┄さて、村長からは色々と情報を聞いたけど、何か気づいた事はあるかい?」


と問われて┄一瞬┄何が? と言う顔をすれば、横からジルさんがフォローする


「主┄話しがとびますと、二人が困まると前にも言ったはずですよ」

「そうだったね。ねぇ┄二人は私達が話してる間┄村長やあのブルスという男の様子を君達が見て、どう感じたのか? 気づいた事があれば教えてくれる?」


ジュンヤさんが主語を入れなおし、わかりやすく話してくれて


私とテラは、それに気づき考えると、私は少し思ったことを言ってみた


「オレが気づいた事は、今日も見たんですが、夢の中でブルスって人が、月夜の下で企んでいる様子を見たよ┄」


するとジルさんとジュンヤさんは、私を見てから


「夢見ですね┄主?」

「うん┄そうだと思う、詳しい内容を聞きたいからいいかい?」


私は頷いて、夢の内容を話したら、何故か妙に納得される


次にテラを見て┄気づいたことはないか? 話を促した。


「┄テラくんは┄どうだい?」

「俺は気づいた点というよりは、疑問が沸いたかもしれない」

「┄疑問かい? 言ってみてくれないかい?」

「この白狼の村って┄何故に人の出入りがないのかと思ってさ? それに広場や人々も何処か暗い」

「村長も妙に口ぶりは冷静そうなのに┄何処か焦ってるように見えるし」

「それに┄あのブルスって奴が余裕そうに見えたんだ┄」


テラの疑問点に私は驚いた。


そこまで回りを見てなかった私と違って、周囲を観察していたことや


村長とあのブルスって人物の間の溝を見抜いている言葉に


するとジュンヤさんとジルさんは二人して不敵に笑い


「┄そこに気づくとは┄素晴らしい着眼点です。主と私も話してる間に感じていましたからね」

「だからこそ┄セルジオと話してたの。ねぇ二人も村人の聞き込み捜査をしようと思うの」

「それで2チームに分けようと思ってね、私とライくんに、セルジオとテラくんって方向性に┄」


おお┄、私はジュンヤさんと一緒か? うん┄またこれも経験かもしれない


私はこの案に反対する気はなく、頷こうとすれば┄テラが前に出て手を上げる


「少し二人に提案を求めていいかな?」

「うん? なんだいテラくん?」

「俺さあ、今回は子供と大人と別れたほうがいいと思う?」

「ほう、何故? そう思うのか、聞いていいかい?」

「ジュンヤさんとジルは互いに単独で動くほうが、効率はいいと思うし、それにこの事件は子供を狙った誘拐なら」

「俺とライが囮になれば┄拐われた子供の行方も┄わかると思うんだ! 一石二鳥だろ‼」


「確かに┄そうだね。セルジオはどう思う?」


ジュンヤさんに意見を求められたジルさんは、首を振り


「┄反対です。まだ未熟な少年に対し、不安定要素がありすぎますし、だいたいが危険な所に首を突っ込む気満々なのを止めないなどありません。主は賛成なんですか?」


片眉をつり上げながら語尾を強めて言うジルさんに、ジュンヤさんは少し考えたあと


にっこりとわらいながら、ジルさんの肩をポンポンと軽く叩き


「賛成というと不安がある。でもセルジオが、もし二人を信じるなら師として、弟子に成長を促すのも大人の努め、そういうものじゃないかな?」

「セルジオ┄ときには子供の先に道を作ってあげなさい、なんのための頭だい?」

「主┄ときどき┄私の心を見透かす所ありますよね。わかりました賛成しますよ、主がそこまで言うなら┄」


肩を落として言うジルさんに私とテラは、珍しいものを見た感じを、ジュンヤさんから引き出され、違う一面が見れることが嬉しく思う


それよりもハッと気づく


┄え? テラと一緒に行くことになってんの┄この流れ?


今更ながらに気づいてテラを見れば┄何故か、ガッツポーズをとっている


え? テラ┄その気まんまんっすか?


そんなに私と二人で調べものしたいのか⁉


ヤバイ何か知らんがドキドキしている


止まれ、鼓動ーー!!


いや、止まったら死ぬな┄┄って、ぐわっ、私はどうすればいいんじゃ‼


と一人で身悶えていれば、ジルさんが私の名前を呼ばれた


「┄ライ? 少しいいですか?」

「┄ほぇ? なななんです┄か‼」

「┄? いえ┄二人で行動するにあたって説明したいと思ってるんですが、聞く気ありますか? と聞きたくてね」

「そうなんです、ありやすか?」  


あっ、噛んでしまった。


急にジルさんから声をかけられて、動揺のあまり、少し赤くなると


ジルさんが、おいでおいでとされて


うん? なんだろう? 


と近づけば、頭をワシワシと撫でられた


「┄にゃにするんですか⁉」

「ふふ、緊張を解してあげてるんですよライ」


甘く優しく、囁かれ、恥ずかしくて真っ赤になりドキドキする


うっ、久しぶりのジルさんの甘やかしモードのため、恥ずかしくなる


するとグイッと腕を引っ張られてしまい、あっ、もう少しと思っていたら


「┄ライに┄触れんなジル!!」

「おやおや、何を怒ってるんです┄テラ」


などと互いに睨みあっているが、私は┄それどころではない


何を抱き寄せとんのじゃーーー!


って言うか近くで喋るな、息がかかる


恥ずかしいわボケッ!


クッと顔をそらし、逃げようとするが、力をつけたテラから逃げられず


ジュンヤさんに助けて欲しいと、目で訴えれば


「セルジオ、テラくんの発言に怒ってから、嫌がらせするのは、昔から変わらないね」

「ごめんね、ああなったセルジオ、止められないから、あとでね」


にっこりとジュンヤさんは笑う


この人も確信犯では┄┄┄┄


誰かヘルプミーーーーーーーガクッ

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