第7話 白狼の村と冒険者試験⑪
朝食を食べ終わった頃に、今後の予定をジルさんから話してくれた
ジュンヤさんが冒険者ギルドで不信な事件を受けおってるらしく
その依頼により村長の所で聞き込みをするらしく、私とテラにジルさんも一緒に同行するように提案されました。
何で私とテラまでとジュンヤさんに聞き返せば、二人とも新人冒険者になったことでジュンヤさんの助手を出来るとの事らしかった。
ランクの低い者をパーティーに入れて、上級者が助けるのが冒険者の普通らしく、逆もしかりと教えてくれました。
ならば参加するのが筋と言うもの。
テラを見れば同じ気持ちらしく頷き、協力することになりました
でも一つ疑問が浮かぶ、何故にジルさんもなのか? と見ていれば、ニコニコと笑うだけで教えてくれず、内緒のようでした
◆◇◆◇◆◇
白狼の村の村長の家へとたどり着いた私達は、扉を3回ノックすると
中から足音が聞こえて扉を開けて一人のメイド現れる
「┄何用でしょうか?」
「すみません急に訪問し、私どもは冒険者ギルドより派遣されましたジュンヤ・カイセイといいます」
「白狼の村の事件のことで、話を聞きたく訪問したのですが、村長殿はご在宅でしょうか?」
「旦那様ですか? 少々┄お待ちください、聞いてまいりますので」
メイドは腰を曲げて一礼すると扉を閉めてしまう
「え~っと、大丈夫なんですか?┄冒険者ギルドからって言って警戒されませんか?」
「うんん、これでいいの、受付の情報で村長は、とても誠実で暖かい人だと聞いているから」
「な┄るほど」
誠実な人┄なのか? どんな人なのかね?
そんなことを思っているとメイドが扉をあけて
「おあがり下さい」
と言って中に通してくれた。
村長宅は広くて、ついキョロキョロしていた中で、私達は客室に通されると、中央に一人の青年がいて
近くには、油ぎった太い体を背に預け、丸い腹をし、鼻の下に白い髭を生やした中年の男がいた。
中央にいる青年は清潔感があり白い服に髪色は月のように綺麗な白髪なのに光に当たると金色に輝く、不思議な雰囲気をする人だと思った
でも、太い体をした人┄何処かで見たような┄?
そう思っていたけれど、村長に席へと座るように促されてしまい、私は考えるのを後回しにした。
「┄それで冒険者どのは、我に何用でまいったのかな?」
人間っぽくない美しい村長の声は、透き通るように、ジュンヤさんは頷き、一枚の紙を村長の机に置くと再び椅子に座る
「私は白狼の村に来たのは、子供の誘拐事件について調べており、そちらのほうでも、何人かは行方不明者が出ている様子であると、ギルドより聞いております。詳しい対策などや情報を教えて下さい」
「情報提供ですね、わかりました┄少々お待ちください。サリー資料と対策書類の紙を頼む」
「はい」
メイドは素早い動きで資料棚より、書面を纏めたファイルを持ってくると、村長に手渡し、礼を言われたあとは、元の位置に待機した
村長は纏めてあるファイルをパラパラとめくり、必要な場所で手を止めたあと2枚の紙を取り出して読み上げる
「我が村にも行方不明者が10人ほど消息をなくしているものがいるが、もしかするとまだ他にもいるやもしれぬ」
「対策としては冒険者や近衛騎士に巡回したりしているな」
「そう┄ですか。ではもう一つ、最近┄この周囲に不信な輩か? 盗賊などの出没などを見かけたことは?」
ジュンヤさんが、そう口にすると村長は考えこんでいるなか
近くにいる太い男が口を挟んできた
「┄盗賊など村に入ることはないぞ、ワシが結界を張ってあるからな」
ドヤ顔で楽しげに話してくる姿は、なんか気持ち悪いし
┄やっぱり何処かでみたんだよね
う~ん? 何処でだっけ?
と考えてもわらない状況
「ほう┄結界ですか? 私には、そのようなものは、ないように思いますが?」
とジルさんが疑問げに問えば、太った男は、憤怒し立ち上がると贅肉が揺れ動く
「┄貴様にワシが張った結界を見抜けると言うのか‼」
「はい。自信をもって言えます。結界の気配など一ミリもありませんので、その発言は、おかしいですね」
「┄ぐぬぬぬ┄」
「よせ、ブルス┄。我も同意見ゆえ┄結界などと、見栄をはるな」
「┄チッ、若僧のくせに┄」
「うん? 何か言ったか?」
ギロッと目を細めて言う村長に、くっ! と悔しげに呻くとブルスはソファーに座り直した
凄いやり取りだな~っと思っていると、テラは何か思案顔だった。
「すまぬな、奴は議族長をしているブルスと言う、先程まで少し込み入った話をしておったからな、同席しているが、空気と思い話を続けるとしようか?」
私はうわ~毒舌とか思いつつ見ていると、ジュンヤさんとジルさんは互いに顔を見合わせたあとに首を振る
「良いのですか? そのように冷たい対応をして?」
「フッ、良いと言われると否ではあるが、いまは事件の解決する事が先決ゆえな。だからこそ話を進めさせて頂く」
「盗賊の件だが、どうも最近は夕闇に紛れて、村、村を襲っていると報告が上がっている」
「┄夕闇ですか、ありがとうございます。あと村の人に話を聞くことは大事ないですか?」
「ええ、お好きに調べて下さい。他に何かあれば報告してくだされば、協力は惜しみませぬゆえ」
そこまで二人が、いやジルさんを加えて3人で、他にも色々と話し合いをしているけれど
途中から私は話についていけず、周囲を観察していた
するとチラリと太った男と目があってしまうが、先程の悔しげな表情ではなく、私とテラを上から下まで舐め回すように厭らしい感じて見ていることに気づいて
私は目線を反らした瞬間に一瞬ニヤリと笑う姿を見て、思い出した。
こいつ私が夢でみたやつだ!!
と口に出して言いそうになり、両手で口を塞いだ
そしてテラを見れば┄まだ思案顔だった
何を考えてるんだろう?
よくあのやらしい視線を気にせずにいられるよね?
出来るだけテラを見ているものの、チクチク当たる視線が嫌で、テラの考えを邪魔したくないけど、ついこっそりとテラの服を掴んでしまう
だって気持ち悪いじゃん、知らないおじさんに変な目で見られたら、普通に恐怖だと思うよ!
するとテラが急に考えを放棄して、チラリと私の様子を見て、首を傾げて小声で話しかけてくる
「┄どうかしたのか?」
「あ、えーっと、ちょっと緊張して┄ごめん離そうか?」
「┄いや、急にらしくないことするから┄ちょっとびっくりしてさ┄別にいいよ┄離さなくて」
「そ┄そう┄ありがとう」
「おう┄」
くそう┄! 男らしい反応すんなよな┄調子が狂うし、照れるぞチクショー
なんなんだよ┄今日のテラは┄。いつも見たいにしろよ┄┄┄┄っていうか、自分の心臓よ、うるさい
胸もドキドキするし┄本当にどうしたんだ私?




