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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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第7話 白狼の村と冒険者試験⑨

白狼の村の近くにて┄一人の老人が月夜の下にいた。


「計画は明日だ┄急ぎ実行する┄いいな。確実に子供を拐え、人数は多ければ多いほど、儀式はなりたつ! 仕損じるなよ、いいな!」 


「「「「┄御意、マスター!!!!」」」」   


老人の言葉により影が4つに別れて散っていくと老人は不適な笑みを浮かべ、酒瓶を片手に出現させ蓋を開ける、そしてゴクゴクと飲み、感嘆の息を吐き、酒瓶を月に掲げ


「┄┄待っていろハルクローフェン! 貴様を殺しワシが┄┄白狼の王に認められてやるよ、クークックック、はーははははは‼」


バカ笑いを浮かべる老人は、目元をギラつかせていた。


◇◆◇◆◇◆



私は夢を見ていたようで目を覚ます


「┄なに┄いまの?」


この村にくる前に見た夢の登場人物に┄ぼんやり考えていれば


ふと思う、ここどこ?


えーっと、昨日┄あのまま私はテーブルの所で┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄寝てた┄寝てたの?


「うわ~‼ 恥ずかしい、間抜けな┄寝ている姿をジルさんとテラに見られたーーー!」

「うん? 何故にテラに見られて┄恥ずかしいのじゃ私は!?」

「┄くっ! わからんが、女子として┄┄何か嫌だーーー‼」


寝転がったまま一人で身悶えていると┄クスクスと笑う声にハッとして、起き上がるなり近くを見れば


身支度を整えおえているジュンヤさんが髪を結い上げていて、ポニーテールの髪型を造りながら笑い見られていた。


「ふぇ? 何でジュンヤさんが┄?」

「ふふ、私が昨日、部屋に連れて来たんだよ。それと男女は別々に2つ部屋を用意して貰ってたんだ。君は私と同室だから、さっきの女子としての単語は大丈夫だよ」


淡々と状況説明をしてくれるジュンヤさんに、そうなんだ。と納得しかかったが


「やっぱり┄寝てたんだ┄恥ずかしいよ~」


寝ていたという現実が妙に恥ずかしかった。


すると┄またジュンヤさんは笑い、私に近づくと頭をポンポンと撫でたあと、向かいのベッドに腰を下ろした


「別に恥ずかしがらなくていいよ。テラくんなんて考え込んだ体勢のまま寝てたから、君の寝ている姿を見てないし」

「それにセルジオなんて┄テラくんの顔にマジックペンで落書きしてたから大丈夫だよ」


にっこり笑みを浮かべたまま言った内容に


へ? なに、その面白イベントは! 見て見たかったかも


と思い自然と笑っていた。


「ね、君より恥ずかしいのはテラくんだから、元気でた?」

「はい、少し見たかったです」


そうジュンヤさんと会話を楽しんでいたときに隣より喧嘩のような口調が聞こえてきた。


『ジル! てめえ~~、なにしやがった‼』

『ふふ、そんなに怒るとは┄まだまだ子供ですね。いや子供でしたの┄すみません┄クスクス』

『ふざけんなーー!!!』


明らかにテラが怒る状況だろうね


「もしかして、顔の落書きバレたのかな?」

「そうだと思うよ、ふふ、楽しそうだね」

「楽しそう┄かな?」

「┄楽しいんだよ、二人にとってはね。セルジオも子供だから」


ジュンヤさんはポツリと呟く瞳は何処か寂しそうに見えた


だから話題を逸らそうと今日の夢のことを話した。


「┄あの、ジュンヤさん┄夢のことで相談していいですか?」

「うん? 君の夢かい、良いよ┄なに?」

「実は今日┄┄┄┄」


廃村の村にて見た夢と今日の夢の内容を含めて話せば、ジュンヤさんは┄ジルさんと同じ見解をみせた。


「未来予知だろうね、ライが前に見た内容と今回の夢は┄繋がり現実になる。もしかすると今日┄何かあるのかもしれないから気をつけたほうがいいかもしれないよ、いいね?」

「┄はい」

「さて、話しは終ろうか。ライの髪を私が軽く結ってあげるから、後ろ向いてご覧?」

「え⁉ でも┄私は┄男として髪を弄ったら、下手すると女に見えますから┄┄いいです!」


私はブンブンと手を左右に振り拒否ると、ジュンヤさんは立ち上がり、私を無理矢理に後ろを向かせて、顔を近づけると耳の近くでポツリポツリと話してくる


「いくら男装していても、女の子なんだよ君はね。ゲームに支障が出るからといっても、髪の手入れは忘れたらいけないよ」

「でも┄」

「┄せっかく可愛いのに、勿体ないよ。バレないお洒落をしたらいい┄さあ!」


ジュンヤさんは女の人なのに、妙に色っぽく、甘やかな言い方で呟かれて、私は自然と顔が赤くになってしまう


なんで恥ずかしくなってるんじゃい! 女の人なのに?


と顔を扇ぐ私の様子に、ジュンヤさんはフフっと笑いながらも髪を弄ってくれた。


◆◇◆◇◆◇


3分後にジュンヤさんが「よし!」と言って満足そうにする


「┄終わったよ、はい! 鏡を見てご覧」


私に鏡を渡してくるジュンヤさんに頷き、自分の顔を見れば、髪が綺麗に整われていて、薄い

明るめな布が髪を結われていた。


「髪が少し伸びているから、耳辺りの近くを結ってみた。┄ワンポイントをつけると女の子っぽくなるけど、男の子らしさもつけておいたよ」

「それと耳元あたりを密編みにしたかったけど、君が困るだろうから辞めておいた。どうだい、可愛いくなったろ?」

「┄はは┄なんか照れますね。私も女の子なので、久しぶりのお洒落は嬉しいです。でも┄」

「ダメだよ。せっかく私の我慢をセーブしてやったんだから、髪を戻したら怒るよ」

「┄あはは。ジュンヤさんって意外と頑固ですね」

「そうかもね。さて、行こうか┄┄、朝食を食べたら村長に挨拶しに行くからね」


ジュンヤさんは、そう言うなり、私の服装を正してから一緒に部屋を出た。


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