白狼の村と冒険者試験⑥
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中央にいるジュンヤさんを動かすためには、一個人、一個人が動くしか方法がない
連携攻撃をするのは不利かと思い。
テラに相談するより先に攻撃を仕掛けるために、ジュンヤさんに先制攻撃をした。
素早さとスピードの交互の技を繰り出し、下から薙ぎ払った後の上段から叩きつける攻撃をする
だがジュンヤさんは
「┄へえ、悪くないね。でも隙がありすぎだね」
と言い、素早く避けると同時にカウンター攻撃を受けて吹き飛ばされた。私は咄嗟に受け身をとり、ダメージを軽減させる中で、自分の力がそのまま受けた感覚に、僅ながら
やっぱり強い
と思え、口元が笑んだ。
そんな私の姿を見ていたテラは、なにやってんだ⁉ と言うような顔をしているものの、その表情の中には違う意図があると気づき、私はジュンヤさんに向き直ると意識を集中する
「強いのならば、何度も挑戦すべし┄だよね」
小さく呟き、私自身に言い聞かす
テラも同じように思っているように集中したあと、私を見てから頷き
そしてテラが握り手を逆手に持ち直し、駆けてジュンヤさんに足蹴りからの短剣での打撃を繰り出した。
しかし、やはりと言うか?
ジュンヤさんに効いていないらしく、軽く上半身だけで避けるなり、手で素早く鍔の所を撫でるように避けた
テラは重心系の攻撃なのに、ダメージなして、どんだけチートですか?
私は高い壁に、ため息がもれながらも、そのあともテラと互い互いに単体で攻撃をくりだしたのだった
◇◆◇◆◇
20分間ぐらいたった頃、私とテラは互いに息切れが起こる程に体力を消耗していた。
「なんなんだって感じ┄だよな┄ハアハア」
「┄ジュンヤ┄さん┄息切れ┄なしだねテラ┄」
疲れと体力消耗で┄互いに背を預けて会話をしていると、ジュンヤさんが暇そうに欠伸をしている
「なんかバカにされてるなライ」
「うん、ちょっとムカつくね」
肩で息をしている私達に┄ジュンヤさんが
「┄二人して┄個人ずつ動くと次に何をしようとするのか┄バレバレなんだよねぇ~、どうしてだろう~!」
とわざとらしく独り言のように呟くのを聞いて、審判をしていたハルマさんがジュンヤさんに注意した。
「ジュンヤさん、挑戦者に余計なアドバイスをしないでください」
「え? ただの独り言だよ」
「┄独り言┄ですか?」
「そう┄ひ・と・り・ごと」
ジュンヤさんがそう言ってウインクすると、ハルマさんは呆れたように頭を抱えていた。
そんな様子をぼんやり観察していたら、後ろにいるテラが
「うーん、個人個人じゃバレバレか┄」
などと呟き考え始めていたものの、すぐになにかを閃いたらしく、背中をあずけたままの状態で、ボソリと私に聞こえるようにテラが作戦内容を話してくれ、理解すると効率のいいものだと判断できた。
「┄それ┄いい作戦だね」
「┄だろ! この作戦でジュンヤさんを動かそうぜ、ライ!」
「うん。これはオレらの連携が大事だから┄かならず成功させよう!」
そう互いに言い合うと頷き、二手に別れた
とうとう冒険者試験なりました




