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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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白狼の村と冒険者試験④

ブックマークありがとうございます。

白狼の村の冒険者ギルド『メリクリ』に来た私達は、ジュンヤさんを先頭に、中に入りました。


中は夕方頃なのに、色々な人達がいた。ごつい筋肉質な大きな人に、優男系の細身な人など、少し強面の人がいて、ビクビクものだったけど、ジュンヤさんが中に入ると皆さんが、一斉にジュンヤさんの美貌と言う攻撃に魅了され、骨抜きになりました。


凄いです。私もいつかは美しい女騎士になります。ジュンヤさん見たいに!


グッと握り拳を作り決意をかためていると


「ライって大人の女性が好みなのか?」

「は?」

「だってジュンヤさんに、やたらとなついてんじゃん、好きなわけ?」

「うん、カッコイイ女性は好きだよ」

「┄知らんかった。昔からいるのに、ライの好みは大人の女性とは! 先に恋人が出来るんだね、シクシク」

「はぁ? なにを言ってるわけ! ジュンヤさんは、ジルさんの恋人だぞ」

「へ? そうなのか?」

「そうだよ、仲いいじゃん┄」 

「┄確かに┄でもなあ」


とテラが気になっているようだけど、私も自分で言っていて、妙に違和感があるんだよね。

それに、変な誤解をテラにしてほしくないし┄┄┄あれ? 何故してほしくないのだろう?


「「┄うーん?」」


私とテラは二人して唸り考え込んで立ち止まっていたら


「何してるの、おいで二人とも」


と優しい母性のある声が聞こえて、私達は振り向き、考えていた事を放置してカウンターにいるジュンヤさんの元に行った。


受付にたどり着いた時に、ジュンヤさんの近くには一人の男性がいた。

受付の人だとはわかるけど、私達を訝しげに観察し、眼鏡をキラリと光らせてジュンヤさんを見て、心配そうな口調で話かけていた。


「この子達を冒険者に┄かい?」

「┄そう、冒険者の仮登録は未成年者でも出来るはずだろ?」

「そうだが┄。君達は本当に試験を受ける気は、あるのか?」


納得するにも┄いまいち信じられない表情をしたまま、私達を見てくる受付の人に、私とテラは互いに頷いて見せると、諦めたような表情をされた。


「あー、もう、わかった。なら受付してやるよ┄」


受付の男性は私達に2枚の紙を渡した。


「君達は、字は書けるかい?」

「うん、書けるよ。ね、テラ」

「うん┄」

「そう、なら書類に記入して下さい」


私とテラは互いに1枚ずつ紙を受け取り、書こうと記入の項目を見てみる。

そこには登録者の名前と年齢、魔法は使えるかどうか? 犯罪歴の有無などがある。


私は必要事項を書いていくと、隣にいるテラは少し困惑している所でもあるのかのような顔をしていた。


「┄どうか、したのかテラ?」

「┄別に、なんでもないから、気にするな。ライは自分の方をかけっての┄」


と言って、私に見せないように書き始めた。


なにを┄焦ってんだろう


と思いながら、最後の項目に私の手も止まっていた。


なるほど、これを見て困惑してたわけね。私も気持ちは、わかる


将来の夢と目標は結構、悩む所だよね


でも┄将来の夢も目標は、私の中では┄┄決まってるから書いた。


そして二人とも書き終わると受付の男性に渡す


「「┄はい、できました!!」」


受付の男性は、笑顔になり


「よく書けました」


と言って前のめりに頭を撫でてくれた。


「では、確認しますね」


私達の書いた書類を目でおいながら、それぞれの項目を確認していく


なんだろう、この感覚┄テストの点数を親に見られているような感じでドキドキしてしまう 


隣のテラもだろうか? と横を見ると、少し私より目線が高くなっている気がし、真剣に受付の男性を見ている姿は、ちょっと違って見えて寂しく思っていると


「はい、大丈夫ですよ」


急に受付の男性の声にビクッとなってしまう


「どうしたんだ、ライ?」

「へ? いや、なんでもないよ、アハハ」


テラに声をかけられ、目線が合いドキッとして苦笑してしまった。


無理があったかな? と思うものの、何故か寂しいと思った事は悟らせまいと笑ったのに、デコピンされた。


いたいな~っと睨んだら


「┄バーカ」


と言われ、殴ろうかと思ったものの、受付の男性の視線を感じて、私は反撃を諦めて大人しくなる


「ゴホン。では┄話ますね、テラ君にライ君は今より、仮であろうと冒険者協会にのっとり、試験を受けていただきます。拒否権はなく、強制参加となります。試験場に案内するので、ついて来てください」

「「はい!!」」


◇◆◇◆◇◆


受付の人は一応と言うことでハルマさんという名前だと教えてもらい。

案内されながら廊下を歩いていると、横を歩くテラが気になった。


何故ならば一緒に歩いてテラを見ると、僅かながら少し見上げないとテラの顔が見えないんだよ。なんか、なんかさあ┄気になるよね┄私との背がどれくらいとかさあ


「ねぇ、テラ┄少しいいか?」

「うん┄なに?」


呼び止めると素直に止まってくれ、私はテラをじっくり観察するなり、上から下まで見て

私は自分の頭に手をやり、そのままピタッと手をテラの頭に当てて見ると、僅かに三センチの差があった。


くそっ! やはり思ったとおり身長が伸びとる


なんだろうね。いよ~にテラとの差が出たように思えて、じと~っとテラを睨むように顔を上げたときだった。顔に両手で隠し、身悶えていた。


おい、どうした?


私は目をパチクリさせて、首を傾げて見ていたら、テラは顔が赤くなっているのか、耳まで真っ赤になり、ポツリと呟く


「ライ┄もう、いいだろう?」

「へ?」

「いいかげん離れて┄お願い!?」

「は? なんでだよ?」

「恥ずかしくて死ぬ┄から┄」


そう言ったテラは、まだ顔を真っ赤にしたままで言われ、余計に疑問符が浮かぶがすぐに気づいた。


そう言えば┄すごく至近距離にテラがいることに


私は、ご、ごめん┄と言ったあと、ハッと思う


「何で、男同士で恥ずかしくなってんだよ! お前┄!!」


少々、動揺気味に言葉に詰まりながら言えば、テラは両手を顔から┄外して、真っ赤な顔のままに


「し、知らねえよ! 身体が反応してんだから┄」


ムスッとしたまま反論してくる。


それを聞いた私は┄突拍子もないことを聞いてしまう


「はぁ? お前ってそっち系なのか?」

「┄そっち系って、どっちだよ?」


意味不明とは┄思うけれど┄友人がそっち系にいくのは┄私としては┄複雑なため聞いたのに

理解されていないとわかり


「┄男が好きなのか?」


とテラに回りくどくなく、わかりやすいように言った。


すると思いっきり「はぁ!?」と口から呆れるような物言いで青くなっていた。


「そんなわけないだろう!! 俺は女のほうが好きだっての‼」


眉をつり上げながら、恥ずかしがってたのが嘘のように怒りながら否定されて、ホッとしつつも


「┄なら、なんでオレに対して、赤くなるんだよ。オレ、男なのに┄」


妙に引っ掛かるから、突っ込みのつもりで言うと、テラは┄ハッとなり


「┄確かに┄何でだ?」


うお~! わからんと言って頭を抑え、一人で苦しんでしまう


そこへ┄何処から現れたのか


「なに、面白い事をしてるんだい二人とも」


とニコニコしながら、ジュンヤさんが私の肩をポンッと叩いていました。


私は「うわっ」と驚きの声をあげることしかできず、テラは、まだ己れの思考と、葛藤していた。


そんな私達にジュンヤさんはクスクスと笑っていたから、私は一応の抗議を言っておく


「┄脅かさないでくださいよ!」

「ごめん、ごめん。でも、あまり仲が良いのもいいけど、受付のハルマを困らすのは少し違わないか?」


ほら! とジュンヤさんは前方を歩いていたハルマさんが、どうしようか? とオロオロと本当に困っていた。


私は確かにと思い謝ろうかと思った。

けれど不意に疑問が沸いた


「ハルマさんに謝ります。ですが1つ、ジュンヤさんは何でついてきてるんですか?」

「おや、気づいたのかい? まあいいか、私はね、ハルマに重要な任務を依頼されてるから、道が一緒になったんだよ。だから気にしないで、ハルマに謝っておいで」


任務ってなに? と聞こうと思って口を開こうとするが、これ以上は話さないと光り輝く笑顔で言われ、イケジョが眩しく、なにもいえないのだった。残念なり


ハルマさんに近づいて謝る

すると「え?」と返事を返されて、待たせた事と、試験に向かうのに緊張感のないことを反省していることを話す


ハルマさんは普通に驚かれたものの、気にしてないと聞いて、ホッと安堵していたら


「ライ! 置いてくなよな!!」


と我に返ったのか、私とハルマさんの元に追っかけてきて。

後ろではジュンヤさんがクスクスと笑っていた


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