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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第2章 それぞれの出会い
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白狼の村と冒険者試験③

静かなる満月の夜、白狼の村に┄1つの影が大木に舞い降りたがいっさいの草木は揺れ動く事はなく、軽ろやかに座り、全身が白い毛並みに覆われた狼が月の光を浴びていた。


そして遠くを見つめ願う┄┄┄


もうすぐ蒼の王の末裔の子が来てくれる。


我が守護する村を救ってくれ┄

そしてあの子を助けて欲しい


我は┄運命の糸にて動けぬ、蒼の力しか干渉はできぬ、子供たちの危険を┄助けてくれ


小さき運命を導く者達よ


目を閉じて狼は懇願し再び目を開けると、狼から人に姿を変えて、地面に降り立つと、近くには青年の帰りを待つ平民の子がいた。


青年は笑い、平民の子も笑うと


「┄お帰り┄ハク┄」

「┄ただいま┄」


青年は平民の子の頭を撫でて、帰路についた。


◆◇◆◇◆


昼頃に準備を済ませたあと、廃村を出発し、白狼の村につく事になったが道中の間は、せっかくの機会だと言うジルさんから提案をされ


白狼の村に向かう間、ジュンヤさんとジルさんに戦闘術を学ぶ事になった。


色々と厳しくも辛い指導を受け、村についたのは夕方近くになっていた。


私とテラは服はボロボロになり、少しばかり擦り傷も出来ています。


村についたときには疲れていたせいで、泣きそうだったが、ジルさんの鬼っぷりに、もっと泣きそうになった。


「ほら、立ちなさい。倒れてたって運びませんよ、シャキっとしなさい!」

「「う~~! おに~~!!」」

「なにか、言いましたか?」


ニコニコと笑ってるのに、いっさいの優しさがなくて、私とテラは互いにブルブル震えていたら


「セルジオ、もう村についたんだから、鬼教官は辞めてあげな」

「┄┄主がそう言うのであれば、わかりました」


と優しき女神によって救われたのでした。



少しの休憩を村の入り口から近くの広場で休みをとり、体力を回復した後

やっと落ち着いて村の様子を見ることができた


村の中央には噴水が建設され、若い男女が楽しそうに、行ききしていて

建物は木造建てになって、白い壁が塗られているし、自然も所々に見られ、あまり私たちの住んでいた村と似ていて妙に安心できる場所だと思った、


「なんか安心出来るような場所だよな」

「┄うん、わかる。何処か似てるよなブルーヒスト村に┄」


私も同じ気持ちでテラに同意する

旅に出てどことなく、まだ五日ぐらいしか┄経ってないのに、懐かしさを感じていた。


そんなときに、ジュンヤさんが私たちの方を向くと、唐突に妙な事を聞いてきた。


「┄ねえ、二人は冒険者になる気はない?」

「「へ?」」

「だから主、話に主語を入れてあげて下さい。二人が混乱しますから」


ジュンヤさんの言葉に私とテラは、間抜けなように口をポッカリと開けて返事をしたら、ジルさんがジュンヤさんに突っ込みを入れていた


「┄確かに唐突だよね」

「セルジオから色々と話をしてね。二人が強くなりたいと聞いてから、村に着くまでの間に二人の実力を見てみたんだよ」

「結構延びしろは、有るけれど、冒険者試験を受ける実力はあると思えたの、ねえセルジオ?」

「はい、確かに。どうしますか? 二人がいま以上に強くなりたいのでしたら私は止めません。ですが、その気がないなら┄辞めたほうがいい。ただし┄強くなれませんし、知識も得られませんよ」

「「どうします┄二人とも?」」


ジュンヤさんとジルさんから問われ、私とテラは互いに見つめて頷いた。

まだ自分達は子供で強くなる為には、経験も不足しているぶんは、何処かで補いたいとは思っていた。


だからジュンヤさんやジルさんの気持ちに


「「受けたいし、冒険者になりたいです‼」」


と声を揃えて言いました。


「そう、わかった。なら今から行こうか┄、セルジオは今から宿泊出来る宿を探して、二人は私が連れて行くから┄」

「はい! では宿を確保後に、お知らせに参ります」

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