第6話 廃村と美女の遭遇⑪
食事が終了したあと、ジルさんとテ
ラは近くにある川原に食器を洗いにいき、自然と私とジュンヤさんの二人きりになりました
私とジュンヤさんは、互いに焚き火にあたりながら、他愛ない会話を楽しんでいると、手を髪で掬い耳にかける動作は同じ女としても、魅力的に綺麗だと思えた。
ジュンヤさんは、食事中や動作、立ち居振舞いが1つ1つ、綺麗で焚き火に照らされる髪が光を帯びてキラキラと輝き、喋る動作も妖艶に色っぽいと思い
非常に突っ込みをいれたい
何者にも、欠点があるようなのに、この方は完璧な美貌をもち頭もいいときた。
そんな人物を私は、こう呼んでいる
イケてる女性に称して、【イケ女性】とね
「所で、少し話しが変わるけどいいかな?」
ぼんやりと話をしながら、一人の心の中で突っ込みをいれてあるときに話題の変換を宣言されて、頷けば
急に真剣な表情をしたあと
「なら聞くけど、君は┄転生者かい?」
と爆弾発言を投下されて、私の鼓動は急速に早く奏で始めて、言葉がたどたどしくなった
「へ? え!? はい?」
「話が唐突過ぎたね。君があまりにも、この世界にないカレーを怪しげもなく、嬉々として食してたから、もしかして┄そうじゃないかな~っと思ってた。違うのかい?」
「┄┄┄ちがい┄ます」
「やっぱり誤魔化すよね、人に秘密を話すならば、こちらも1つ秘密を教えるよ、私はね異世界トリップでここにいるんだ。だから状況は違えど気持ちはわかるつもりだから」
「何か悩みがあれば、相談にのってあげるよ」
にっこりと笑うジュンヤさんに、またもや驚かされた。
ライトノベル小説で言う所の異世界トリップをジュンヤさんは体験していると教えてくれた。
だからこそ思う! 私と同じ日本から? とか
異世界トリップの時に、何をしてた? とか
色々と聞きたい気持ちがある
でも自分が秘密の事を話していないのに
質問をするなど、野暮だと思いながらも
相談にのってくれようとするジュンヤさんの心がけがうれしかった。
「┄ありがとうジュンヤさん、私の話を少しだけ聞いてくれますか?」
「うん、何でも聞いて、アドバイスできる所は話してあげるよ」
優しく暖かいジュンヤさんの言葉に、嬉しくも複雑な気持ちを感じたあとに、心の中にある不安を話し始めた
◇◆◇◆◇◆
その頃の川原の静寂な中で食器を洗う男が二人いました。
互いに無言を貫いたまま
バシャバシャ、カチャカチャ
カチャカチャ、バシャバシャ
せいぜい2分間の洗い物を済ませた頃合いに
俺は背筋をほぐそうとストレッチをしていた。
「そういえば、テラは王都に着いた後に、国王に会いに行くんですか?」
急な質問内容に、俺はストレッチを止めて
「へ? はあ!? え?」
と変に間抜けな声が出た。
何で、今のタイミングで聞いてくるかと思いジルを見れば虎視眈々と皿を拭いては、バッグの中に収納していく光景があった
俺は何の意図で、この質問に至ったのか疑問を感じ探るような言い方をしていた。
「会いに行くさ、学園に入学するにしても試験に合格する必要がある。それに親父からは特に会いに行けと強要されてるしな?」
「なるほど。手紙を読んだんですか? 二通目も?」
「いや、まだ二通目は読んでない。って何で手紙の事を知ってんだ!?」
「あ、それはですね。二通目は私も協力してたからですよ。それに、今はライもいませんし確認も必要かと思いまして」
「┄┄┄あんた┄俺の出生まで┄知ってる気になってきたな?」
「教える気は、ないんだろ?」
「はい、まったく持ってね。┄教える義理もありませんから、ですが1つ教えるとしたらテラが自分で気づき、成長するのを見守る事は、唯一私の1つの楽しみには┄┄なってますね」
「は? なななんだよ、それ┄┄意味わかんねえし!」
俺は照れくさくて顔を背ける
ヤバイ、照れる!
強さに対してや、人柄は尊敬に値するから
まさかの発言に動揺が止まらない。
いつもは妙に悪戯っぽい言い回しのくせに!
そんな俺の様子をジルは、クスクスと笑いながら
「おやおや、照れてるテラも面白いですね」
「はぁ?」
┄┄┄は! もしかして、俺┄、今┄からかわれてたのか?
俺はバッ! とジルを睨みつける
だが、ジルは気にせず、マイペースに
「さて、もう片付けも済みましたし、主の元に戻りましょうか?」
と言い残すなり、バッグを持てば移動を始めた。
俺は納得出来ない気持ちのまま、ついていくことしか出来なかった。
◆◇◆◇◆◇◆
焚き火の場所へと戻った俺とジルは、少しの距離を離れて立ち尽くしていた。
何故ならば、ライが目を覚ましてジュンヤさんと和気藹々な雰囲気で入り込む隙がないほどに、楽しそうにしていたからだ。
ライが楽しそうにしている姿に、少しムッとするけれど、ひさしぶりに素からの笑顔に、どこかホッする自分がいた。
いつまでも立ち尽くしている場合ではないと、俺とジルは二人に話しかける
「片付けを終わらして来たぜ」
「いま戻りました。┄┄主とライは楽しそでしたね?」
「そうかい。まあ、ライ君の悩み相談をしていたからね」
「はい、二人だけの秘密の相談です」
秘密の相談と言う言葉に俺はピクッと反応してしまう
「なんの相談┄なんだよライ┄」
少々、語尾に棘がある言い方でライに言えば
ライは首を傾げられ
「何┄怒ってんだ┄テラ」
「別に┄怒ってねぇーし」
「┄テラは昔から一緒にいる俺より、他人に話す必要はないだろって思ってるんですよ」
「え? そうなのか?」
「はあ? 何を勝手な事を言ってんだよ! バカじゃねーの!!」
俺は自分の心をそのまま、ジルに言われて動揺し、顔の熱を冷ますために強がって言ったあと、ジルを睨みつければ、口元が笑っていて、イラッとしていたら
「┄ごめん┄」
と急にライが謝ってきた。
「┄どうしてライが謝ってんだよ」
「だってさあ、テラにまだ話してないこと、あるから┄┄オレ」
悲しそうな顔をして見てくるライに、いつもの明るさがなくなっていることに胸がズキッと痛み
「あーもう! 俺はなライが話してくれるまで待つよ、だからさあ! そんな表情すんなっての」
俺は、ライの頭をポンポンと何故て言うと、ライが安心したのか少し笑ってくれた。
そのあとは、色々とジュンヤさんの冒険譚を聞いていると、疲れと精神的な疲労で眠くなってきて、俺とライは寝床に横になり、眠ることにした。




