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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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閑話 二人の弟子はいずこへーエル兄視点ー

テラとライが村を出て一週間ぐらいたっただろうか?


俺ことエルヴァルトは喫茶店で、ぼんやりと物思いに耽っていた。

カウンターに肘をつき手を顎にのせて息を吐く


今頃、なにしてるんだろうな

┄一週間も二人の漫才てきやり取りが見られないのは、寂しいものだな。


それに始めての旅だし┄なにしてんだろうな?


「エル兄、朝食メニューの『カツ定食セット』だ」

「あ! ヒュー、ありがとうな。┄へえ~、だいぶ上手くなったな」

「まあな。それより、今日は妙に元気ないよな、どうかしたのかよ」

「うん? ああ┄、テラとライのこと考えててな、あいつら今どこらへんかな~っと思ってんだ。まだ、領主の異変であちこち、物騒だったからな┄心配してた」


本当にそういう面としては、心配ではあった。


セクイズ様の命令で、格地に散らばってる村の住人になっている、冒険者の先輩方の様子を見に行き、大切な情報収集をするのが俺の役目だった。


帰ってきたときには二人が旅に出ていて、本気で心配した。


セクイズ様もローランド(師匠)様も、大丈夫だと自信げに言われて、余計に不安になる。


()()()()()()に何度も、騙されていたせいで、そういう所だけ信用できないんだよな

まあ、最後にジルさんが一緒と聞いて、明らかにホッとしたら、めっちゃ睨まれたけど


なら、俺に信用される行動をとって、無茶ぶりしないでほしいよ。


そんな気分で正直に口にする俺に、ヒューは1度う~んと唸ると


「┄確かに、あのクソガキどもなら心配すんなよ。まあ、俺も可愛い弟分だから、心配はしてはいる」

「でも、よくゆうだろ、可愛い物ほど、突き落とし成長させろってな!」

「それを言うなら、可愛い子ほど、旅をさせろだろう」

「いいんだよ! あいつらには、それくらいでな! だいたい強くなるためにラクな旅なんてねえんだよ」

「困難や苦難を乗り越えて、子供は成長していくもんなんだ。甘やかすだけが人生じゃねえ! そうだろう!?」


的確に言うヒューに俺は驚いたが、同時に可笑しくなってわらっていた


「な┄なんで、笑うんだよ!」

「いーや、二人のことなんだかんだで、よく見てんだな」

「ジルさんを目の仇にして、気にしてないと思ってたから以外だよ」

「そーか、そーか。二人を可愛い弟分っていってるだけはあるな。うんうん」

「はぁ!!? 意味わかんねぇーし! 別にそこまで見てねぇーし┄┄┄┄笑うなエル兄!!」

「┄ごめん┄無理」


などと俺がクスクスと笑って、ヒューが赤くなりながら言う、からかいがいがあるな、本当に


そんなとき、後ろからお客の声がした。


「ねぇ! やっぱりイケメン二人の会話してるのって、絵になるわよね」

「本当ね。今日も眼福よね、いま私┄興奮できるわ」


と言っている。

まったく女の子達は、何をみてるんだろうね、私とヒューに


本当に女性方なのに、困った思考をおもちだよ

おや、厨房でもライジ君達が我々を見ているようだ。


「うん、今日ヒューをカウンターに出して良かったな。ヴァルの言った通りだな。女性客うけがいい。今度からカウンターはヒューにするか?」

「いいんじゃないですか! 俺は表に出たくありませんからと┄客足的にも、綺麗なヒューは客うけにもってこいですしね。これから、儲けましょうライジ」

「ああ! 言葉で挙げれば、チョロイしなヒューは」


などと悪い笑い声がしている

それを、こっそりと聞いていると、ヒューがライジ君の声に気づいたらしく、つかつかと厨房近くのライジ君を掴み、怒鳴るヒューに、嫌がるライジの絵面が出来上がりました。


「ふざけんなよ! てめえもカウンターだからな、俺一人でするか、ボケが‼」

「えー! 嫌だし、ヒューだけでいいじゃん! 客うけいいんだし‼」

「てめえもウエイターで顔だけは、いいだろうが! 逃がさん!」

「嫌だ‼ ヴァルーー! 助けろよ!」

「あ! それは考えてませんでした。確かに、ライジも顔が良かったですね。ヒューの意見を採用しましょう! 諦めて下さいライジ」


ぼそりと、これでまた、利益になると呟くヴァル


「裏切り者ーー‼ さっきの共闘は嘘だったのかー!」

「俺は店の利益を優先にしているだけです。裏切っているなど、言いがかりは、よしてください」

「くそーー、ヒューのバカー!!」

「ふん!!」


ああ、ここにも、俺を癒す漫才コンビがいましたよ。

うん、今日も1日頑張れる

さて、朝食のご飯が冷めるので、食べることにしようか


「┄いただきます」


俺は手を合わせ、食べる儀式の言葉を口にして、朝食を食べたのだった。

今日も村は平和だ。

テラとライも┄無事に旅を出来るよう、祈っておこう


「ヒューの、バカバカアホーー!!」


ライジの悲鳴を聞きながらね。

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