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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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閑話 ある騎士の視点2 

王都であるユリジア王国には、よくて馬車で3週間は、かかる程に遠く、戻るにも時間がかかった。

まったく間者として領主の館に潜り込むも大変だったが

そのあとも色々と精神的にも、危うかったが、どうにか王都に戻れた事ができ、安堵する


他にも後方の部下数人は王都に戻れた事を喜んでいたが、俺の心は複雑だった。 

部下達にはそれぞれに自宅帰還を命じたあとは、俺には仕事が残っているからだ。


我々が探し求めていた捜索の人物を発見しているから、報告をする役割がある


はあ~と疲れたように息を吐くと

左右からポンポンと手を置き


「ロベルト隊長、ガンバ!!」

「俺らのぶんも、ガンバッテ┄」


と言ってくるキルドとロウ


「┄なにが、ガンバッテだ。貴様らも同行するんだぞ!!」

「え~~~! いやだ、面倒だし!!」

「うん、俺も嫌だ。隊長一人で行って、報告したらいいと思う」


本当にこの二人は、やる気がない。

戦以外にまったく興味を示さないのが悪い所であり、戦力面からしたら頼りになる部下なんだが、いかんせんやる気が起きておらず困った奴らだ。


「何を言っている。ジル殿の言伝てを伝えるのと、もう1つはあの子供について、王に特徴を伝える必要があるのだ」

「それには、キルドとロウの協力が必要だと、言ったはずだろうが!!」

「「え~~! 面倒! 帰って寝る~~!」」


こいつらは!! 仕事ようと、普段の素に差がありすぎだ。まったく┄┄┄


「おら! アホなこと言ってないで行くぞ。 あの方達を、待たせてはならないんだからな」

「「┄┄チッ、わあったよ! いきますよ、行けばいいんだろう、面倒くせーー、あー行きたくないな~~」」


脱力感を見せて動こうとせずに、グダグダとする二人に俺のこめかみがピクっと動く、俺は二人に近づくなり、ゲンコを食らわせダメージを与えると二人とも痛い! と喚きうずくまった瞬間を狙い、俺は笑みを浮かべながら二人の襟首をつかみ引きずり連れて行く


すると二人が何かぶつくさと言っていたが無視を決め込み目的の場所まで連れていった


◆◇◆◇◆◇◆◇


ユリジア王国の謁見の間の扉の前まできた俺達は、旅装飾から騎士服に着替え直し

キルドとロウも、つい先程のグダグダさはなく、仕事モードになっていた。


護衛騎士が謁見の間の扉を開けられ、俺達は入場すると中央には、王が椅子に座り、その隣には第2王子が立っていた。

他には誰もおらず2人だけのようだ

秘密ことのためであるかと推測できる


俺達は王の近くまで行くと、膝をおり、帰還の礼をとった。


「┄ただいま戻りました」

「よく戻った。それでどうだった? ヴァウス・ユリネイドは┄領主として侵略をしようと企てる計画をたてていたか?」


俺達は最初に頼まれた仕事の事を聞かれ、数枚の報告書を王に近づき渡すと後退する

王はその書類を見る。仕事的に速い王は速読をすると息を吐き眉間を指でおさえたのち

俺達をみた表情は真剣な顔が、余計に険しい物へと変わった。


「┄いたのか┄弟が?」

「はい。領主の監視と、王の極秘命令を2つをしていた結果、王弟になるべく逃がした子と接触している途中、ジル殿に偶然に会いましたゆえ」

「あと、ローランド殿とセクイズ殿も我が部下にて確認しております、我が王国騎士団の先輩ですから、確実にわかりますので┄」

「そうか、そうか。なら┄良かった」

「┄ん? 接触とはどういうことだ?」

「報告書にも書いておりますが、領主が人格的に壊れて、狂い、ブルーヒスト村を襲撃」

「そして我等も駆り出されてしまい、森にて王弟に接触し戦闘になりましたので、一応言っておきますが、怪我などはしておりませんので、ご安心を┄」


本当はロウが暴走しかかったんだが、怪我はどうにか、負わせていない。

子供に手をかけたくなかったのも本音だが、見張ってないと、この二人は少々やっかいだからな。

王は俺の言葉を聞くと第2王子と目配せたのち


「┄現状報告は一応わかった。ロベルト・アヴァルディーよ、今日はもう休み、のちにもう少し詳しい報告書を頼む┄あと、弟がどのようになっていたのかもな」

「あ! はい。了解いたしました」


そう言い残し俺はキルドとロウを引き連れて謁見の間を出たとき、王と第2王子が何かを話していたが小声だった、ために聞こえなかった。


広場にくるとキルドとロウがムスッとしている


「どうした二人とも?」

「どうしたもくそもねえし、隊長に無理矢理、連れて来たくせに、俺ら何も話してないし、連れて来られた意味ねーし、不満なんですけど!」

「うんうん」


キルドは腕組みをし、ロウはキルドの言葉に頷く


「何を言ってんだ、ちゃんと王の話し聞いてたか? 最後に言ってたではないか、弟がどのようになってたか? と。俺は今度は何もしゃべらず、二人が王に話す番ということだ、覚悟するんだな」

「「うわ、油断した瞬間に、つきおとされたーーー! 嫌だーーーー!!」」

「ガンバレ、二人とも」


さて、本当に忙しくなるな。

ジル殿の言伝ては、あの方につたえる必要もある。準備が色々とあり、これからがたのしみだ。

これがユリジア国による、隠されていた秘密が王達に知られることになり、物語が本格的に進んで行くことになるのだった。

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