表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
45/104

第4話 旅立ち⑪

学園へ行くまでの三日間までの間、色々とあったことを話したいと思います。

なんと┄ヒュードラ達は、店の中で働くことに喜びを感じ、ジルさんから店を任せることなったそうです。


そうそうテラも一緒に行くことになったんだよ。

あとね、村の荷馬車が壊れたから徒歩で行くんだけど、ジルさんが同行をしてくれると聞いて、私はガッツポーズを取り


やったー!! 一緒に旅立だー!!


とテンションをあげて喜びましたね


隣を見るとテラはテンションが下降していた。どうも父さん達が同行すると思っていたようだった。


別にいいじゃんね、ジルさんでも

めっちゃ、頼りになるのにさ?


そして三日目の今日、村の人達に別れの挨拶をしてのお昼時に私とテラとジルさんに小さな動物のクロエと一緒に村の入り口に来ています。


あっ、そうそう。荷物は私達はあまり持っていない軽装です。

なんとジルさんが時空系のバッグを持っていて、無限に収納できると話してくれ、ならばと私達の荷物もバッグに入れてもらってます。


見送りは私の両親にテラの両親だけです。

どうしてこの人数だけなのか?

それは村の人達は私達の別れのシーンに遠慮し気を遣われました。


ーー別れのシーン、ライーー


「お父さん、お母さん、行ってくるね」

「行ってらっしゃい、頑張ってくるのよ。怪我とかしたら┄┄いいえ。やめましょう。全力でやってきなさい」

「全力で己れの力をぶつけてこい! 気持ちが沈んだからと行って、負けることは許さないぞ」

「はい!!」


両親の激励に私はガッツポーズをとり元気に返事をする

出発だからと言って、寂しくても娘の門出を見送ってくれる二人に、元気がない顔など見せられないもん。


すると父さんがガシガシと頭を撫でくり回されてる。

大きくて温かな手は大好き


母さんもギュッと抱きついてくれる

優しくも厳しい母さんの温もりも大好き


だから私も、ギュッと抱き返して

口唇を噛みつつ笑う、絶対に泣かないんだと強がった。

チラッとテラを見ると笑ってる

強いな┄┄┄


ーー別れのシーン、テラーー


「親父、俺は俺の道を見つけて、強くなって帰ってくる。ここは俺の家だから」

「┄そうか、なら強くなれ。お前は我々の大事な息子だ。帰ってこれる場所で、故郷だと忘れるなよテラ」

「そうよ、誰がなんと言おうと、大事な、私達の子供なんだから」

「父さん┄┄母さん┄ありがとう。俺、帰ってくるから┄┄」


ニッと笑み、涙を我慢するとガバッと両親から抱きつかれた。


なに、恥ずかしいこと、してんだよ!


と怒鳴りたいのに、声を出すと

マジで泣きそうだと思い顔を伏せた


暖かい両親に感謝と道筋に光を射してくれた人達の思いと、俺を今でも自分の子供であると言ってくれた言葉は、俺の心を暖めてくれていた。

だから、笑える、これからも


◆◇◆◇◆


互いに私とテラは別れの挨拶を両親とかわしたあと、笑顔の別れとなる


「「┄じゃあ、行って来ます」」


私達は腰を曲げて、別れの礼をとると両親達は笑っていてくれた。

チラリとジルさんを見ると笑ってくれる。


「それでは、二人のことはお預かりいたします。必ず守り届けておきますから、安心してくださいね」

「「ああ、マスター頼む」」

「「よろしくお願いします、ジルさん」」

「はい。┄あっ! でもローランドとセクイズは、約束は忘れないで下さいね」

「うむ、┄わかっている」

「┄わかってるさ」

「なら、いいんです。では、行きましょうかライにテラ」


にっこりと笑み、私達の背をおす

ジルさんに私は「どういうこと?」と振り返り聞くと、口元に手をあて「秘密です」と言われた。


なんだか動作が妙にエロイと思いながら、前に向き直るとテラからの視線に気づいた

何だろうとテラを見たら


「┄┄ジルばかり、見るなよな┄」


と怒られた。意味わからんぞテラ


そんなやりとりをして村から出ようとした矢先、後方から母さん達の明るい声がした。


「「あ、そうそう。テラにライ┄┄あなた達が帰って来る頃に、弟か妹が出来てるから、楽しみにしときなさい!!」」

「「┄へ? はあぁぁぁぁ!!?」」


爆弾発言の母さん達がとんでもない驚きを私達に告げたが、それよりも親父達の叫びのほうが大きく驚いていた。

まあ気持ちはわからんでも、ないから

親父達と私達は同じようなリアクションをとって母さん達を見たのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ