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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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第4話 旅立ち⑩

前半ライ、後半ジルです。


ブックマークありがとうございます。

テラにタイムカプセルの箱の中から手紙を取り出して渡したあと


私も手紙を取り出して、テラから少しの距離を開けてから座り手紙を読み始めた。 

5才の頃に書いた内容なんて、いまいち覚えてないからドキドキしますね。


『えーっと。将来の自分へ、いまの私の夢は大好きなテラと一緒に絵本に描かれているような、一緒に互いを助け合える間柄になりたいことです』

『私は┄昔から夢で不思議な記憶を見ることが多く、目を覚ましたときなど頭が痛くなることがあった。不思議で疑問が沸くけれど、この疑問は┄未来の私なら、わかってるんだよね』

『だったら┄大好きな、大事なテラを助けてあげて! 怖い未来をみたから┄┄』

『背中を守れる人になって、隣を歩いてあげてね。PS:私の記憶の混雑は、いつか、わかるのかな?

いまの私┄記憶がごちゃごちゃしてて、変な文章になってるかも。

まあいいや、最後にガンバッテ、未来の私』


5才の文章のわりに、しっかりした文面であることに気づき苦笑する私は、ふと思う


そっか、この頃だったんだ┄

夢の中の記憶を妙に感じ、違和感を覚えたのは。


なるほど納得した。


私が手紙が確認したかったのは、テラの危険を知りたかったから

少し前にもテラの夢をみた。

怖く恐ろしい者がテラに襲いかかる、そして命を落とす夢だった。


不安だった。

だから眠れなかったのもあるけど

夢でみた事が現実になって

テラが目の前で死ぬなんて、気分の悪さ100%だよ。


だから守るし、隣を私がいる、絶対に┄┄

そして強くなるよ、学園に入るまでにね。

ぎゅっと手紙を握りしめて、目を瞑り過去の自分に誓いをたてた。


◆◇◆◇◆◇◆◇


静かな月夜に友情を深める男女ですか、絵になりますね。

まったく、まだ襲撃があって1ヶ月たってるといっても、子供二人で、出掛けないでくださいよ。監視用の結界が鳴ったから来たものの、イチャイチャとはね


主とあの男のラブシーン並みですね

まあテラはライの事を女性だとは、気づいてないようですが、本能では気づいているようで、私を牽制してますがね


「ところで、あなた方は、それぞれ感情がゆたかですね」


二人とは、私の後ろのセクイズとローランドのことです

セクイズは嬉々として、ローランドは怒りでプルプルしているという様子の面白い展開は、そうですね、あの方達を思い出します。

今頃は何をしていることやら┄┄


私がそんな物思いに耽りながら二人を見ていると、急にもめ始めた


「お~! ようやった。このまま、ライを自分の物にせい息子!」

「ふざけるな! 俺の大事な娘は、貴様の息子になど、絶対にやらんからな!」

「負け惜しみだな。俺の息子は、やるときはやる男だ! ローランドの娘は、もらった!!」

「くっそーー! 邪魔してくれる!!」

「させん。せっかくの良い雰囲気なのだ! 親は邪魔だ!!」

「なんだと、貴様!」

「やるか!!」


互いに怒声をあげてること事態が邪魔だと、気づかないのですかね?

この方達は、本当に┄


「さて、私達も帰りましょうか、お二人とも!!」


ニコッと私は笑み、ローランドとセクイズの襟首を掴みます引きずりながら、村に戻ります

ぐえっ! と情けない声を出していますが無視です。


これ以上は、二人の邪魔なんですよ。

未来へと進む若者が行く道は、邪魔をしてはいけないんです。

大切な運命が二人を待ってるんですからね。


森の入り口へと出ると二人を離してあげます。

妙に静かなので、気絶か死にましたかと思いましたが、二人を見ると静かに黙って腕組みをしていました。

どうしたんでしょうね?


「なにしてるんです、二人とも┄」


訝しげに二人を見ると、何かお互いに納得するように、頷きあい、私を見て、悪そうな表情をしていました。


「なあ、マスターは、ライとテラが学園に行くことは知ってるよな?」

「まあ、一応は。それがなんです?」

「実はライが3日後には学園に王都に行くことになるんだが、テラも今回のことで決意するだろうから、徒歩か荷馬車と思ったんだが」

「ローランドとも話したんだが、荷馬車は今回の襲撃で壊されていることが、わかってな。徒歩で行かすにも俺達は、行くことが出来ないと判断したわけだ」

「「┄┄で! マスターなら実力ともに安心できる、それに二人を鍛えられる」」

「「一石二鳥だといま、気づいたんだ。頼みます、二人を頼めますか!?」」


遠回しかつ面倒くさい言い方に、はっきり言えばいいものにと思いましたが

もともと、そのつもりだった、ために妙に面白くありませんね。なら、1つ条件を出しておきましょうか?


「┄別にいいですが、1つ条件いいですか?」

「「┄条件?」」

「┄そう、けして悪いものでは、ありませんよ、それで、どうします?」

「「ああ、マスターの条件をのむ┄なんだ?」」

「おや? 条件を聞く前に決めるとはね。では┄┄┄」


そのあとローランドとセクイズは、深いため息を吐いたあと、頷くのを見て交渉成立した。

そして同時に、ちょうどライ達が入り口に戻ってきて、ローランド達を見るなり驚いていたが

深夜に出かけていたことを怒られると思い、沈んでいたようだ


しかしセクイズ達がライ達話をつけたあと、私に帰りの挨拶をして、帰っていった。


ライ達が帰っていく姿を見送りながら、私はポツリと呟く


「ライとテラの顔つきが、少しばかり変わっていましたね。┄┄┄いい傾向かもしれませんね」


私はクスッと笑い、店へと戻りました。

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