第4話 旅立ち⑦
夜、私にベッドでゴロゴロとしていた。
「┄眠れ┄ない┄┄」
何故に寝むれないのか?
夕暮れの時の食事が終わる頃に遡ります。
父さんが私の目の前に、ゴトゴトと音をたてテーブルに防具の小手と胸当て、耳飾りにリボンを落とすように、見せてきた。
「┄なに、これ?」
「┄学園の試験を受けるための初心者用の装備だ、あとリボンは母さんからだ。これを持って合格してこい」
「┄うん。うん!私、頑張るよ! ┄┄でも、試験って、いつなの?」
装備を貰え応援してくれる、両親の激励に嬉しかったが、大事な事なので聞いておく
「普通だったら二年後だが、今からでも出発すれば、来年には受けられるな」
「┄それに、王都には俺のツテの宿の主人に連絡している。どうする┄? 明日でも、1ヶ月後でも大丈夫だが?」
「明日がいい!!」
「┄そうか、わかった。だが、3日後しろ! 村の人にも別れの挨拶もある、それに俺も母さんも、心の準備は出来てるが、寂しいからな」
「┄うん、そう┄だね」
すぐにでも出発したいけど、そうすれば!村の人達とも、会えなくなるんだ。父さんや母さんとも
うん、3日間の間だけでも、皆と楽しく思い出を作り、別れの挨拶をしようと決心したんだよね
ー回想終了ですー
ゴロゴロしても、一向に眠気とは来ないもので、ガバッと起き上がり
家をコソコソと出る、夜の散歩だ!
こうも眠れないときは一番に、落ち着く場所に行くのが良いと思うのだ
私は、幼い頃にテラと行った、秘密の場所に自然と足が進んだ
◇◆◇◆◇◆◇
秘密の場所は、あの祠の通りにある別れ道の奥で、危険な場所だと言われている場所である!
周囲には大きな岩があり
そこから昇った月と星は、とても綺麗で、近くには湖に当たると、光の反射で美しく輝く所が、神秘的な印象を放った場所だ。
「┄懐かしいや、ここにくるの┄」
大きな岩に腰をかけて、月を眺めると星が煌めく、綺麗だな┄
そう思っていたら、誰かの足音が聞こえて、振り返るとテラが立って私を見ていた。
お互いにパジャマの姿でくるなんて、テラも眠れなかったのかな?
「┄テラも、来たんだ。こっちにくれば?」
私が横を叩き、声かけた。
「┄え?┄┄おう!」
テラはちょっと動揺し、驚いた反応をしていたため
私が来ていた事でも、驚いたのだろうと考えた。
近くに来たテラは、普段とは少し雰囲気が違い、白いローブを羽織り、髪がストレートで月明かりで綺麗で、黙ってれば格好良いのに┄┄┄
はあ?テラが┄┄バカな!?
首を振りテラから視線を返して、前を向くことにした。
テラは私の横に腰を下ろし足を伸ばすと、寛いだ格好になっていた。
私は話を降ってみる。
「┄なんか、眠れなかったから、ちょっと来てみたんだ。でも┄まさかテラが来るとは思わなかったよ!」
「だよな」
「┄ライもか? 俺もなんだ! 少し考えが纏まらなくて、ここに来たんだ。そしたら、ライがいた」
「そっか。なんだか、お互いに悩みがあると、ここに来るよな?」
「かも┄しれないな? ここ数年はなかったのに┄、まあ親父からの紹介状が原因だろうけどな」
服の中から紙を取り出し、空に掲げるテラを横目に、出発の日はどうするのか、気になった?
「┄テラは、出発するなら、いつ行くの?」
「学園に┄だろう? 迷ってる! ライは?」
「私は、3日後に行くよ。早く強くなりたいから、自分の力不足があったし┄ね」
不意に私は肩に手を当てる。
テラを庇った傷は、もうないのに、
剣で助けられず、自分の身体でしか、守るのは無理だったから┄、誰よりも早く強くなって、テラの背中を守りたいんだもん
ぎゅっと手に力を込めていると
唐突に私の頭に手を置かれ、撫でられる
どうしたのかとテラを見ると、なんだか嬉しいような、恥ずかしいような笑顔を向けられた。
ドキッとした。
心臓が一瞬、強く鳴る
顔が赤くなり、顔をそらしてしまった。
手を当て、落ち着け落ち着けと言い聞かせていたら、頭から手を離され、ちょっと寂しいと思ってしまい、ブンブンと乙女思考を切りはなそうとするが、心臓が早鐘をうち、顔をバンッと叩き、冷静さを取り戻す。
顔は赤くなってるだろうが、夜だ。
月明かりがあろうと大丈夫
そう思い、テラを見ると、呆気にとられていたが笑いだす。
「なに、してんだよ一人で┄」
「┄えーっとだな、良くないものを払ってただけだ、気にすんなって。あはは」
よし、大丈夫だ。
変な思考は去った┄!私は男だ!
苦笑じみた笑いを浮かべる私に、テラは、また笑っていた。




