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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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第4話 旅立ち①

襲撃を開けた日常的なものが、入ります。

領主が村に襲撃を受けて1ヶ月がたとうとしていた頃には、事故処理を終えていた。

父さんやセクイズ様は、襲撃を受けた者達のリハビリや、治療等をしたりと動き、母さん達は、炊き出しで村人のお腹を満たしたりと忙しそうにしていた。


私はと言うと、襲撃時に受けた傷は、治ったものの体力面が落ちていて、1~2週間は無理な運動を控えるように言われてた。


とくに母さんに「女の子なのに無理して、身体に傷が残ったらどうするの‼」と怒られた。

別に私は気にしないのに、友人であるテラを守れる、親友という立場でいられるなら、全力で背中を預け、預けられる男として生きるべきだからと反論した瞬間、母さんからのゲンコツが落ちた。

痛くて、文句を言おうと上を向いたら母さんの悲しそうな顔に何も言えなくなってしまい、大人しくしておくことにした。


中央の広場にあるベンチにぼんやりとして、他の事等を思い出す。


そうそう、ジルさんの店には信号機トリオが何故か、あのまま働いていたりする

何で?とヒュー達に聞くが、苦笑したり、遠くを見たりしていた。

でもただ一人、ライジさんが楽しそうだったりという状況に理解できずに見守っていると、ジルさんがニッコリと笑み


「とても助かってますから、ラクができてますよ!」


とウインクされてしまい、ドキドキして赤くなりそうだったけど、隣りのテラがジロッとジルさんを睨んでて私は笑っていた。


あっそうそう、私の事も語ろうと思います。

実は怪我は治ったものの、妙に手に違和感があったりしたんだよね

魔力が循環する基幹の回路が大きくなってると母さんから言われた


私は母さんの魔力を受け継いでいるらしいけど、少ないもので、魔法は使えないと言われていた。


でも、いまは何故か手に魔力を込めると使う事ができるらしいのだ


ちょっとした、チートですな?

でも何故に?だよね


ここまでが私に起こった出来事です

さて、現実の状況に戻ろうと思います。

少々、私が何故こんな話しを思い出しているのか?それは現実逃避をしたい状況を受け入れられていないからだったりするからだ


それは何故か、現状的に説明すると私の横でテラが日向ぼっこ中に寝て、私の肩に寄り掛かり寝ているのですよ。思考を別にしたくなるのは、しょうがないと思うものだ


言っておくが、最初のうちは会話をしてたんだよ。

でも、あくびをして眠そうにしているテラに、つい私が寝ればと言った瞬間に、テラは眠りに入り真っ直ぐに寝ていたんだけど、急に寄りかかって、今の状況が出来上がりました。


この状況に3分クッキングかい!!

と突っ込みたくなる出来事だった。


チラリとテラを見る

テラの寝顔なんて、そうそう見ることがないから、無防備に寝ててさあ

┄┄ちょっとカワイイと思えてくるから不思議だ。

どうしたんだろうね、私?


ジーっと見てると妙な気分になり

つっついてやろうか?

と思いながら、顔をつつくとテラが小さくう~ん?と言った。


ふっ、なんだろう心の中からイタズラしろ~っと悪魔の囁きが聞こえますな


「┄えい!ぷにぷに┄」


まだ子供だから頬が柔らかい、楽しいぞ、こんちくしょう!


と遊んでいたら、人の気配に気づき前を向くと、ジルさんが微笑ましくも暖かい瞳で見られておりましたよ!ギャーと叫んだよ、心の中でね


「おや?もう辞めるんですか、ライ?」

「い┄いいいつから、見て┄たんですか┄?」


いま、私の顔は赤く、真っ赤になっている自信がありまくりで

心の中で羞恥心が込み上げ、身悶える一歩手前に動揺しまくり状態です!!


そんな私を見たジルさんは、ニコッと笑い頭を撫でてくるなり淡々と答えてくれた。


「そうですね、イタズラしたそうにテラの頬をぷにぷに押して┄┄」

「いいです!!それ以上は、言わないで下さい┄恥ずかしくて死にます!!!」


話す内容が内容なだけに、私は手をブンブン振って、話しを遮るとジルさんはクスッと笑い


「かわいいですね、ライは┄」

「え?┄え!?」


違う意味でボンっと赤くなる私に、また優しく撫でられる


な、ななんですか!この目の前のイケメンは、私を恥ずかしめたいのですか!

人がいなければ、逃げて身悶えとりますがな!!!


「お、おとこに、それは、言ってはいけないと思います‼」

「おや?敬語になるほどに、照れてくれるなんて嬉しいですね」


うっ、笑顔のキラキラビームを発動しないで下さい、クラクラしますぜ!


などというやり取りをジルさんとしていたら、急に肩からの重みがなくなり、もの凄く不機嫌な声が横から聞こえてきた


「┄ライで遊ぶなよな、ジル!!!」

「別に遊んでませんよ。私は真実を言っただけですしね」

「うそくせ~」


互いに二人はバチバチと睨み合いながら牽制しあっているように見えた

いったいどうしたんだろう?

ここまで、険悪じゃなかったよね


「テラ、起きてそうそうに、ジルさんを

睨むのはどうかと思うけど?」


なんとなく、雰囲気をかえようと

そう言ったら、テラが私をバッと顔を向けるとボソリと小声で


「少しは、男として警戒心もてよな┄」


と言ったが、私には聞こえず、聞き返そうとしたけれど、テラがすぐに話しを続けられて聞くことができなかった。


「別に、いいんだよ。ジルとは┄これで」

「そうですね、私も気にしてませんし┄ね」


二人して笑顔を見せるが、空気は妙にピリピリしていた。

下手に突っ込んでは、ならないと即座に判断して私は立ち上がる


「そういえば、オレ、母さんにクコの実を買ってこいって言われてたから帰るな」

「え?ロイエさんからか!わかった、じゃあ、また訓練場でな」

「おう、じゃあなテラ!」


別にテラ達の空気に逃げた訳ではないので勘違いしないように、本当にお使いを思い出したんだからね

そうして、私はそそくさとお使いに向かったのでした。


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