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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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第3話 継承⑤ 

ジルが鍛冶屋にいた頃、教会の治療院の部屋で、ライは重たい瞼を開け目を覚ます。


(あれ? ┄ここ、どこ?)


私は確かに森にいたはずなのに、どうして?

そう疑問符が浮かび、寝転んだまま周囲を確認しようと横に向いた瞬間、私は驚いた!

だって、横にテラが寝てるんだよ。驚ろくよ、それに手に視線がいくと何故、恋人繋ぎに手を握りあってる状態になっているの!?


私の顔は恥ずかしさで赤く染まるが、このままではいかん!と空いてる手で、絡めてる手を離そうとする。けれどテラが力を込めて抵抗された。


起きてんじゃないか?と思うほどの強さで離してもらえず


クソ!男の力だ!女の己れの弱い力に無力感を覚えつつも、テラを見て後の展開に嫌な汗が過り、再び抵抗のごとく、手の間の指を離そうとするが、抵抗をされる事を繰り返す


こんな状況でテラが目を覚ましたら、何を言われるか?わかったものじゃないのに~~~~~!!

どうせ男同士で手を握るなんて、気持ち悪いとか言うに決まってんだ!

それに私も色々とダメージが多いんだ、コンチクショーー!


◆◇◆◇◆◇◆


はい、もう私は抵抗は、やめることにします。疲れたからね

1分か2分は戦ったよ、しかし離してくれないんだよ。

無駄なことは、するだけ体力が削られてしまうと、いま知ったよ┄私は┄!


さて、これだけ私が騒いでいたのに目を覚まさないテラは、大物だと思う。でもそれだけ疲労して深い眠りに入っているんだろう。


横にいるテラをまじまじと観察する、よくよく見るとテラって黙ってると綺麗なんだよね。

髪の色は茶色なのに、光が当たると金色が混じって見えて、サラサラしてて┄┄触ったら気持ちいいのかな┄?


空いた手でテラの髪を触ろうとしたとき、テラがうっすらと意識をとりもどしたのか?唸り声を上げ、目を開けようとしたため、バッと手を布団に引っ込める

そしてまだ、意識がぼんやりしているテラと目が合い


「┄おはよう┄テラ┄」


と声をかけておく。

だって自分で何をしようとしていたのかと、誤魔化したかったからだ。

気づいてないよね?

ちょっと動悸が速くなっているせいで顔の表情が苦笑い気味になったのはしょうがないのだ!!

テラは、私の反応をじ~と見て、少し間をあけたあと


「┄おはよう、ライ」


と言って笑った。


何故に笑顔なんだと、疑問が浮かび睨みつけようと思ったら、急に握ってる手に力が込められ


な、ななにしとんじゃーーー!!


と心の中で叫びながらテラに顔を向けたら、真剣な表情で安堵して笑った。


「┄無事で、よかった┄っ本当に┄」


おや?無事ってなんだっけ┄?

おお、思い出した。確か祠にいて、光に包まれたときに、テラが抱きついて、庇ってくれた気がする。


「┄本当、だよね┄。けど祠のあれって、なんだったんだろう?」

「┄夢に変な男が現れたんだよな。それと関わってるんじゃないかと思うんだ」


変な男┄?私も見たようなきはするけど曖昧だ。夢は見たんだけど覚えてないんだよね。


「┄ライも見ただろう?」

「ごめん、見たとは┄思う。けど記憶が曖昧で、わからないんだ。テラは、その男から何を言われたのか?」

「┄ああ、1つは"星屑の先にある村に、聖なる玉がある、見つけ解放せよ"って、もう1つは"緑の力は己れの身の中にある、目覚め受け入れる器になれ"だと。意味わかんねえよな?」

「┄そう┄だね」


なんだろう、この言葉って確かゲームで主人公が受け継いだ力と関係してた。

あれって祠のことなのかな?


頭にモヤがかかって気持ち悪い気分だったが、一応テラに不信がられたくないため同意しておいた。


その後は色々と他愛のない会話をしていたら、治療院の先生方に注意され、今日は1日安静するように言われ、素直にもう一度寝ることにした。

今度は手を離してね。

テラが「小さい頃みたいでいいのに」と言ってきたので、「甘えんな」とコツンと私はテラの額を軽く叩くなりして、再び眠る中で夢を見ることなく、深い眠りに入った。


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