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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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閑話 子供の行く末ーローランド視点5ー

敵を一掃したのち、エルがセクイズの命令のもと立ち去った後、俺達は村の状況を確認する。

村は家々が壊されたり、燃えたりと酷い惨状が目の前にあった。


「敵さんは、かなりの人数が村に侵入してると思ったほうがいいだろうな」

「確かに、家の半壊に炎と、遠くからの怒号とか聞けば┄┄かなりいるな」


チラリとセクイズを見ていて、俺は同意し頷いた。


そういえば、マスターはこのあと、どうするのか?聞いてなかったな


「マスターはこのあと、どうするんだ?俺達はこのまま敵将を相手に突っ込むつもりだが、一緒に同行するのか?」

「いえ、私は行くべき場所がありますので、ここからは別、ですね」

「そうか、わかった。でも┄気をつけろよ」

「はい、お互いに」


マスターは返事をしたのち、俺達とは違う方向へ走って行くのを見送った後に

チラリとセクイズを見て、少し気になっていた事を解消しようと思い


「┄┄怪我してんだから、無理するなよ」

「は?」

「肩、怪我しただろ!」

「┄┄┄う、うっせ!こんな怪我など、敵に向かいながらでも、治癒術使って治してしまうわボケ!!」

「そうかい。じゃあ、気合いいれていくぞ!!」

「ああ┄!!」


俺達はその後、部下達に気合いを入れ

村の中央広場に行くことにした


中央広場へ向かってある最中、村の惨状は

家が壊れているだけで、村人の死体はない

対策のお陰かヒュードラ達や役人達の手際のよさのおかげたろう!

逆に騎士の死体はいくつもみかけた。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇


村の中央にたどりつき俺達は驚いた。

広場では騎士の集団が多数おり、武器を剣から槍・弓を構え立っていた。


弓を使える奴まで駆り出したか!

領主は徹底的に村を滅ぼそうってか?


チッと口から舌打ちがもれる。

どうする?と自分に問うが、つき進むほかないなとも結論できてしまい、愛用の武器を取り出して敵の騎士を見据え

戦闘体勢をとろうとしたときだった。


「待て、ローランド!動くな!!!」


グイッと肩を掴まれ怒鳴られる


「はぁ?なにいってやがる!敵から襲われる前に殺さないとヤバイんだぞ!!」


バッと手を振り払い俺は怒鳴り返す、しかしセクイズは淡々と話す


「違う!落ち着け!!┄┄アレは俺達を襲わねえよ」

「はぁ?どういう┄┄ことだ?」


セクイズの言葉には要点がつかめないでいる俺に、顎であっちをよく見ろと促されて、広場に視線を向ける

すると騎士の回りには、集会場でも見た黒い物が、蠢きだし、次々に騎士を食らっていた。


「なっ!あれは┄┄。 あの時のやつか┄」

「ああ、近づけば、俺らの命はねぇ┄からな」


俺達は呆然と黒いものに食べられていく騎士達を見守ることしか┄できずにいると急速に闇が速くなり広がること2~3秒後には騎士が次々に消滅していくなか

悲鳴が聞こえても、おかしくない状況なのに、あの騎士どもはその場所から動いておらず、初めから陣どられたように、並んでいた気がしたときに、嫌な事を思い出した。


「┄なぁ┄、セクイズ。俺の気のせいかも知れないが、この状況┄昔┄見たことないか?┄」


何故か┄あの任務のときの事が、頭によぎって手が震えている。顔など青ざめているかもしれないが、否定してほしいとセクイズに問いかけるが、否定ではなく肯定する言葉が帰ってきた。


「┄ある。昔からの封印の結界を解くための、強制力のある異端の方法『ブラックサークル』だ」

「10年前、俺達が倒したはずなのにな┄嫌になるぜ┄本当に」


これは一度、発動すると止めることは不可能に近い。


なんで、なんでだ!┄┄こんな残酷なやり方を


とここまで思ったときだった!!

陣が完成したのと同時に、黒い光が輝くと森の方向

村の宝が奉られている祠の場所から、光の柱が立ち昇ったのを見た。

結界┄解かれた┄。そう思ったとき広場の中央に輝く一角の場所に一つの闇が浮かび上がり、2つの影が現れた。

一人は村の先にある領主、もう一人は深く外套を被った黒ずくめの男がいたが、どこかで見た記憶があった。


淡い銀髪が外套から、チラリと見えるが思い出せない。

頭が┄痛む。なんでだ?と思ったとき、ポンと肩に手を置かれ考えていたことが霧散する。


「┄ローランド、今は考えるな!相手を見据え、油断するな」

「ああ、すまん」


確かに今は考えてる場合ではないな、チッまだ、頭がいてえぜ


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