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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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閑話 子供の行く末ーローランド視点1ー

村が襲撃される数日前、ローランドとセクイズはマスターの店で、昼間の一杯としゃれこんでいた。

そんな中、唐突にセクイズの奴が自分の息子の自慢話しを始めた迄はいいが、俺の娘をテラの嫁に寄越せなどと、いいやがった

俺はふざけた事を言ってんなと怒りが湧き

立ち上がるなりバンッとテーブルを勢いよく叩く!

その衝撃で、酒瓶が零れるがしったことか!!


「何度も言うが、やらんからな!!」

「別にいいだろう、一応は男の姿をしているが、あの子がテラの横に立つ姿見てみたいと思わないか?」

「た、たしかに┄┄┄ではない!それとこれとは違うと言っておるんだ!!」

「親バカめ、息子離れせんと、ライちゃんに嫌われるぞ~~、ローランド」


ププッと笑い、ツマミのイカ刺しを摘まむ。

セクイズの物言いにイラッとするのは、いまに始まった事ではないが、正論であろうと不愉快だ!

俺はドカッと椅子に座り直し、舌打ちをしたあと、ムスッとしたまま腕組みをした。


「なあに、してるんですか?まったく┅、話があるからと早くから店を開けてあげてるんです。話がないなら、さっさと店から出ていってくれませんかね、二人とも。」


俺達の様子を見ていたマスターが、ニコッと毒を吐き笑顔を向けてくる。

俺とセクイズはあわてて首を左右に振り、素直に謝っておく


「「すまん!!」」

「すみません┄┄でしょう。」

「「すみませんでした!」」

「はい、よろしいです。」


注意をしたあとマスターは再び笑みを浮かべ、カウンターの方で、店の下ごしらえを再開し始めたのを2人で横目で見るなり深いため息を吐いた


「さて、話すべき事がそれたが、領主の悪評が最近は酷いと報告があったのだが┄┄どう思う?」

「俺的にはもしかすると、マスターが言ってたことが、現実になりえると考えたほうがいいと思っているんだが」

「うーん?そうだな対策は練るべきだろうな?┄┄他の方法も考える必要性はあるか?┄┄┄マスターはどうするべきだと思う?」


セクイズは顎に手をのせ、マスターに考えを聞く体勢をとっているが、イカ刺しを摘まむなとツッコミたい

マスターは作業を止めることなくセクイズの質問に応える


「┄┄前にも言ったと思いますが、人ならざる者が呪術を使う可能性がありますから護符を用意してください。

それと一応は、剣術面は┄強くなるために戦える若者やあなた方を鍛えさせたのですし。あとは村を守れるように、対策案を出しどうすべきかを考えなさい。」

「対策案か、わかった。なあ!マスター┄┄剣術で一ついいだろうか?」

「┄なんです。」


セクイズはイカ刺しを噛み砕き、少し考えた素振りをするのを見て、俺はこいつが何を思ったのか察した。

だから、俺も便乗することにした。


「「ならば、俺と勝負していいか?いま凄く戦いたくなった、俺と手合わせしてほしい!!」」


バッと声が重なったのをセクイズが見てきたが

気持ちは同じため、何も言わずに互いにニヤリと笑みマスターを見据えた。

きっと俺らは嬉々としているのだろう

しかし俺らの気持ちをマスターは打ち壊してくる


「嫌です、他を当たって下さい。」


シーンとマスターの言葉で静寂という沈黙が訪れる

俺とセクイズは互いに舌打ちをする

言い方が悪かったのだろう、ならば┄┄


「ならばローランドの次でいいから、勝負してくれ!」

「ならばセクイズの次でいいから、勝負してくれ!」


先に一人ずつならば、却下されないだろうと言ってみるが

マスターは俺らを見て首を振り


「面倒臭いし、嫌です!」

「「┄┄なっ!!」」


俺達の頼みを、なおも却下される。

むうーっと俺達は拗ねたようにマスターを見つめた

するとマスターは深いため息をはいた後に


「いい大人のいじけ顔など、気持ち悪いだけですよ。」


うぐとダメージがグリーンヒットする、鋭い攻撃に

二人ともテーブルに突っ伏して撃沈されてしまったのでした。

そんな時、店の扉が勢いよく開け放たれるなり娘が入ってくる


「ジ~ル~さ~ん、たのもー!!」


おお!道場破りの如く入ってくる娘に、癒されるー、と思いながら顔を上げればマスターが優しい笑みで対応している、近くでは娘が頬を赤く染め上げているのを目撃し、俺の娘をかどわかさないでもらえないでいただきたいと思ってしまう。


あや、よく見るとテラもいるのか?

おお!何か言って蹴られとるよ

一言多いと女の子に嫌われるぞ


娘達をぼんやり観察していたら、セクイズの的確な突っ込みを入れるものだから、俺も同意し笑って便乗する

その後、セクイズはテラに連れて行かれてしまい

俺は娘に呆れた瞳を向けられて、少なからずダメージを受けてしまい笑って誤魔化す事にした。

チラリとセクイズの方向を見てみると、己れの思いがから回っているストレスをテラがセクイズに、八つ当たりをして暴言をはかれていた。


ふ!お互い子を持つと大変だと思う瞬間だなーっと

思い状況を観察することに戻すが

次の瞬間に俺は動揺することになった。

それは何故か?

けして見ることがないと思っていた生物を娘がマスターに見せていたからだ!!

俺は咄嗟にセクイズを見ると、セクイズもやはり驚いた表情をしていた。

マスターは俺達の動揺に気づきながらも説明を始める

生物はまだ幼く成獣する前の幻獣だと口にしているのを耳にして、あー、やはりか?と思えた。

姿形は狐のようだが、翼があるようすから、ある国の守護をする生き物だとわかる。とくにあの紋章は似ていた。

俺はチラッとセクイズを見て目配せで合図を送ると、お互いに頷きあった。

そして、変な声て注目をさせるとセクイズが次に


「ローランド、俺らもそろそろ、帰るとしようか?」

「そ、そ、そうだな、我々もやることあるし、帰るとしようか┄┄なぁ?」

「それじゃあな、テラ」

「ライも用が済んだら帰って来いよ」

「「それではなマスター!!」」


一通りのやりとりを済ませ、金を置いて店から出るなり

お互いにため息が出た。


「まったく┄」

「心臓に悪いな、ローランド」

「ああ、まさか二度目に見ることになるとは、つくづく嫌になる」

「運命というやつだ。これからの我々とあの子達のな!」

「┄┄嫌なことを言うな┄┄!」


あんなものは二度と起こしてはいけないんだ!絶対に┄┄

俺は無意識に右手の力を掴み握りしめていたら

肩にぽんと手を置かれ、セクイズが二ッと白い歯を見せて笑う


「あんな悲劇は、起きないさ。俺やお前、あとあの方達がいる大丈夫だ┄┄な!」

「┄┄お前が言うと、信じられるから嫌だな┄。」

「まあ、そういうことで、飲み直すぞローランド!」

「はあ?いいのか!お前、今日は妻に早く帰るっていってたろ。」

「はっはっは!大丈夫だ、息子に賄賂は渡してあるからな!」

「それに、いまのお前をほっとけるか!なっ、元隊長!」

「あほが┄┄。よし!いくぞセクイズ、飲もう今日は!」

「おう!」


そしてこの日の夜、俺は妻に叱られました。

クソッ、俺もライに賄賂、渡しておくべきだったと後悔した。しかし、妻は俺の事情を聞くと逆に慰められたので、気持ちてきに楽になったのは余談である


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