第2話 村の秘密⑤
テラを待っているライの心配と
ちょっとした、じゃれあいがあります。
テラがライのもとへ向かう、数刻前
ライは一人草が生えたトンネルの中を歩きながら、忘れ物をとりに行ってしまったテラの事を考えていた。
あのとき、テラに先へと促されてしまい
私はテラを失うんじゃないかと不安で、反論した。でも、テラの強い意志のある瞳で真っ直ぐに私を見て言った言葉に、私はなにも言えなくなりそうになったけど、悪態だけはついておいた。
そうでもしないと、自分の心のままに女々しい事を口走りそうだったから
私は親友として、テラの思いに報わなければならないんだ。
胸の前に手を当てて、気持ちを切り替えて
先へと進みだして行くことにした
その時、後方から戦う剣戟の音が耳に入る!
「これって、戦ってる音だ。テラ┄無事┄┄だよ┄ね┄。」
無意識に手が肩に触れる。
体が震えていると気づく、やっぱり思いだしたことが現実に起こってしまった。
ゲームでは、私は怪我することはなくて、テラが、一人で残り敵と戦うシーンは┄┄あった。
そこでテラが┄┄怪我をしてしまうのだ
私という存在のせいで齟齬が生まれて、物語も違ってきてるから┄┄┄私が怪我だけで済んでいるのが怖かった。
もしも、ゲームの補正が働いて嫌な方向にいくんじゃないか?と不安がきて
手当てしてくれた肩の布地を撫で、無事でいてほしいと強く願ってしまう
「┄大丈夫、大丈夫、テラ┄┄笑ってたし┄┄、信じなくちゃ┄┄でも┄┄」
怖いよ、テラ┄┄。
大事な友達が一人て戦ってるなんて┄┄。
あなたの背をまもれない、いまの自分が嫌だ┄┄┄!!
きゅっと、口を結び、不安が胸を締め付けるとバタバタバタと足音が聞こえてきた。
私はバッと後ろへと振り返る
するとテラがトンネルの入り口で、息を切らして入って来たのが見えて
じんわりと涙が浮かびそうになる
やばい、嬉しくて、泣きそう┄┄。
でも泣いたら女々しくなる┄┄ガマンだ、私!
「お!ライじゃん!┄┄いま、戻ったぜ。ところで、なに、上を向いてんだ?」
「あ、もしかして、俺の安否を心配して泣いてくれてたりして┄┄な!」
「そうだよ┄。」
「あはは、そんなわけ┄┄え!?」
いつものテラだ!┄┄もう、いいや、女々しかろうが、嬉んだから!全力で抱きついてやる!!
私の嬉しさの表情をうけろ!!!
バッとテラを向き、グイッと涙を拭い、駆けよると、走って抱きついてやった。
もう、かまうもんか!いまの私は、開き直っているのだ!
「え?お┄おい、ちょちょちょっ┄┄と、どうしたんだよ、お前!!」
「うっさい、オレを心配させた、お前が悪い!」
ぎゅっと、服を掴んで体に顔を近づけ、生きてるんだと、暖かさを確認しないと落ち着かない
「┄┄無事でいてくれた。┄┄よかった、┄┄本当に┄┄。」
幻かもしれない、不安が見せた幻想かもしれない
けど、テラの温もりが私の不安を解かしてくれる、安心できると、ぎゅっと服を掴み強く握ってしまう
「あ~、もう~。なに、この可愛い生き物は┄┄俺、死んでもいい。」
「なに、言ってるの┄┄死んじゃやだよ」
「┄ちがう、お前にころされる~~!!」
「へ?┄┄」
あれ?だきつく気は┄┄あったよ!私は
あれ?あれ?┄┄もしかして、押し倒しておりますか?
ねえ┄?うん?誰に言い訳してるんだろうか、┄┄┄あれ?
「┄┄┄┄」
「┄┄┄┄」
「┄┄ごめん┄┄。」
両手をバッと塞いで、顔を赤面するテラを見下ろす私、┄┄ふっ!女の私が男を押し倒しておりますよの図
今の私は男の子だと思われているはずなのに、嫌がらないテラ。
何をそこまで、恥ずかしがる
お前はそっち系なのか?
そんな疑惑がわくなか、私が悪いきがして謝ってみましたよ、あはは┄┄┄
◆◇◆◇◆◇◆◇
そのあと、お互いに立ち上がり
テラが深い深~~い!ため息を吐き
「嬉しいのは、いいけどよ。!┄┄抱きつくなよな┄。男同士って言ってもよう┄┄。」
ポツリと呆れたように言われ、私はむーっとしていいかえす
「いいじゃんか!男同士の友情なんて、そんなもんじゃんか!」
「┄そうかも、知れないが。でも、なんか┄┄お前とは違うような気がしてよう。」
ドキッと胸が鳴る、同性ではないこと┄┄気づいてんのかな?一瞬、そんな不安が過ってしまう、でも小さい頃は平気だったのに┄┄なんで、そう思うわけ?
「┄┄なに変な顔してんだよ?別に友達じゃないとか、思って言ったわけじゃなくてな。」
「┄いい年した男同士で抱きつくとか、気持ち悪いじゃん。俺は普通に女とそういう事したいし!」
なんだろうか?思ってたことと、違うテラの思考に、私はホッと安堵した。
だから、背中をバシッと叩き笑って見せる
「何だよ、気持ち悪いって失礼な奴だな。ふっ!テラも女の子に興味を持つ、年齢になったんだな~~、大きくなって┄┄。」
顎に手を当ててしみじみと呟いて、いつも通りにからかうことにする
テラは背中を抑えて、呆れ気味に
「何処の年寄りだよ!」
とつっこんで、ノッてくれる




