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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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第2話 村の秘密⑤

テラを待っているライの心配と

ちょっとした、じゃれあいがあります。

テラがライのもとへ向かう、数刻前

ライは一人草が生えたトンネルの中を歩きながら、忘れ物をとりに行ってしまったテラの事を考えていた。

あのとき、テラに先へと促されてしまい

私はテラを失うんじゃないかと不安で、反論した。でも、テラの強い意志のある瞳で真っ直ぐに私を見て言った言葉に、私はなにも言えなくなりそうになったけど、悪態だけはついておいた。

そうでもしないと、自分の心のままに女々しい事を口走りそうだったから

私は親友として、テラの思いに報わなければならないんだ。

胸の前に手を当てて、気持ちを切り替えて

先へと進みだして行くことにした

その時、後方から戦う剣戟の音が耳に入る!


「これって、戦ってる音だ。テラ┄無事┄┄だよ┄ね┄。」


無意識に手が肩に触れる。

体が震えていると気づく、やっぱり思いだしたことが現実に起こってしまった。

ゲームでは、私は怪我することはなくて、テラが、一人で残り敵と戦うシーンは┄┄あった。

そこでテラが┄┄怪我をしてしまうのだ

私という存在のせいで齟齬が生まれて、物語も違ってきてるから┄┄┄私が怪我だけで済んでいるのが怖かった。

もしも、ゲームの補正が働いて嫌な方向にいくんじゃないか?と不安がきて

手当てしてくれた肩の布地を撫で、無事でいてほしいと強く願ってしまう


「┄大丈夫、大丈夫、テラ┄┄笑ってたし┄┄、信じなくちゃ┄┄でも┄┄」


怖いよ、テラ┄┄。

大事な友達が一人て戦ってるなんて┄┄。

あなたの背をまもれない、いまの自分が嫌だ┄┄┄!!


きゅっと、口を結び、不安が胸を締め付けるとバタバタバタと足音が聞こえてきた。

私はバッと後ろへと振り返る

するとテラがトンネルの入り口で、息を切らして入って来たのが見えて

じんわりと涙が浮かびそうになる

やばい、嬉しくて、泣きそう┄┄。

でも泣いたら女々しくなる┄┄ガマンだ、私!


「お!ライじゃん!┄┄いま、戻ったぜ。ところで、なに、上を向いてんだ?」

「あ、もしかして、俺の安否を心配して泣いてくれてたりして┄┄な!」

「そうだよ┄。」

「あはは、そんなわけ┄┄え!?」


いつものテラだ!┄┄もう、いいや、女々しかろうが、嬉んだから!全力で抱きついてやる!!

私の嬉しさの表情をうけろ!!!


バッとテラを向き、グイッと涙を拭い、駆けよると、走って抱きついてやった。

もう、かまうもんか!いまの私は、開き直っているのだ!


「え?お┄おい、ちょちょちょっ┄┄と、どうしたんだよ、お前!!」

「うっさい、オレを心配させた、お前が悪い!」


ぎゅっと、服を掴んで体に顔を近づけ、生きてるんだと、暖かさを確認しないと落ち着かない


「┄┄無事でいてくれた。┄┄よかった、┄┄本当に┄┄。」


幻かもしれない、不安が見せた幻想かもしれない

けど、テラの温もりが私の不安を解かしてくれる、安心できると、ぎゅっと服を掴み強く握ってしまう


「あ~、もう~。なに、この可愛い生き物は┄┄俺、死んでもいい。」

「なに、言ってるの┄┄死んじゃやだよ」

「┄ちがう、お前にころされる~~!!」

「へ?┄┄」


あれ?だきつく気は┄┄あったよ!私は

あれ?あれ?┄┄もしかして、押し倒しておりますか?

ねえ┄?うん?誰に言い訳してるんだろうか、┄┄┄あれ?


「┄┄┄┄」

「┄┄┄┄」

「┄┄ごめん┄┄。」


両手をバッと塞いで、顔を赤面するテラを見下ろす私、┄┄ふっ!女の私が男を押し倒しておりますよの図

今の私は男の子だと思われているはずなのに、嫌がらないテラ。

何をそこまで、恥ずかしがる

お前はそっち系なのか?

そんな疑惑がわくなか、私が悪いきがして謝ってみましたよ、あはは┄┄┄


◆◇◆◇◆◇◆◇


そのあと、お互いに立ち上がり

テラが深い深~~い!ため息を吐き


「嬉しいのは、いいけどよ。!┄┄抱きつくなよな┄。男同士って言ってもよう┄┄。」


ポツリと呆れたように言われ、私はむーっとしていいかえす


「いいじゃんか!男同士の友情なんて、そんなもんじゃんか!」

「┄そうかも、知れないが。でも、なんか┄┄お前とは違うような気がしてよう。」


ドキッと胸が鳴る、同性ではないこと┄┄気づいてんのかな?一瞬、そんな不安が過ってしまう、でも小さい頃は平気だったのに┄┄なんで、そう思うわけ?


「┄┄なに変な顔してんだよ?別に友達じゃないとか、思って言ったわけじゃなくてな。」

「┄いい年した男同士で抱きつくとか、気持ち悪いじゃん。俺は普通に女とそういう事したいし!」


なんだろうか?思ってたことと、違うテラの思考に、私はホッと安堵した。

だから、背中をバシッと叩き笑って見せる


「何だよ、気持ち悪いって失礼な奴だな。ふっ!テラも女の子に興味を持つ、年齢になったんだな~~、大きくなって┄┄。」


顎に手を当ててしみじみと呟いて、いつも通りにからかうことにする

テラは背中を抑えて、呆れ気味に


「何処の年寄りだよ!」


とつっこんで、ノッてくれる


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