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蒼黒の王と綴られた軌跡  作者: ユミエリ
第1章 【思惑】
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第2話 村の秘密④ーテラ視点後編ー

戦闘が始まって敵の攻撃を受けとめつつ

剣の柄を回し体勢を整え、相手の隙をついて足蹴りを繰り出したあと、得物を奪い

小柄の男の首に切りつけた!

血が吹き出し、そして小柄の男は倒れ一度ビクッと跳ねた後に動かなくなる

そんな男を見ていた、細身の男は二人を気にしてないのか、俺に攻撃を仕掛けてきた

体スレスレに、左右からの連携だ

チッ!厄介だよな┄┄この二人は、避けながら対策を考える中で、チラッともう一人の存在である大柄の男を見た。

そいつは、ただ何もせずに木に寄りかかり俺の様子を観察されているように見えた

子供だと思って、なめられている気分だった。まあ、この状況を見て、下手に手を出されていないことには、安堵はしている。

そんな時、また細身の男の一人が攻撃したせいで思考を邪魔され、二人を見据えて

俺は攻撃を当てるが、いま一つ打撃力が足りず、相手の素早い動きに、翻弄されていた。

もう一つ、服に仕込ませていた短剣を取り出し相手に打ち込む┄┄

しかし、相手も実力的に上で攻撃を受けとめたあと、もう一人により、切り刻むような攻撃を仕掛ける、そんな攻撃を繰り返してきた


「チッ!┄┄てめえら、遊んでやがるな」

「お、黙ってると思ったら┄┄そんなこと思ってたのかよ!」

「あそんでるさ、せっかくの獲物を簡単に殺すのって、面白くないからよ」

「それに、お前も小さい子供殺したくないからって、手を貸さないくせに┄ククク」

「┄┄┄┄チッ」


俺へ攻撃をしている二人が、大柄の男と余裕な会話をされて癪にさわるが

何故、あの大柄の男だけが動かずに俺の様子をみていた理由がわかったが、逆に矛盾を感じた。

命令であっても、子供を殺したくないと言う単語だ

つい先程の小柄の男は、どこか冷静ではなく狂ってるような感じだった。

それに比べて、いま思うとこの3人は普通に見えなくもない。

とくに、大柄の男は、まだ、まともなのか?

そんなことを頭の隅で考え、いまの状況をどうにかするかを思案しなくてはならない。

細身の男二人の攻撃を観察し推察、パターンを読む

一方向が一人、攻撃したあと。もう一人は防御の体勢をとることにきづいた。


┄へえ~そういう仕組みかよ

ややこしいことしてくれるよな、さあ、どうするか┅?


細身の男の一人、緑色の髪の奴は主に、攻撃系であり素早く動く

もう一人の細身の男は、青色が濃く出ている髪で、防御系であり重い攻撃を仕掛けてくる

こいつは俺と同じ力業が得意なようだ。

やりにくいったら、ありゃしないぜ

戦い型はまだ、未熟な俺の力量でどこまでやれるかは

己れの力量しだいだろう

しかし、この二人は、遊んでんだよな!┄┄力の半分も出されていない気がしてならない。

まあ、子供┄┄相手って奴だ!チッ、悔しいが舐められてんな?


「おや、どうしたんだい?もう少し、足掻いてくれや┄┄┄ほらほら!!」


緑の髪の細身の男が、俺の思考を妨げるような攻撃が

連続で仕掛けられて、俺の右手に持っていた短剣に打ち込まれ、どうにか受けとめるが、手が痺れてきてしまい

強い衝撃と、ともに短剣が空中に飛ばされてしまった。

その一瞬、体勢が崩れたとき、隙を作ってしまった俺に、もう一人の青色の髪をした奴が攻撃を仕掛けられる

俺は咄嗟に体を捻り、攻撃を避けるが頬に剣先が触れて

掠めていく

手を地面につき、距離をとるようにして体勢を整える

本当にやりにくいし、息も切れてきている。

体力的に大丈夫かと愚痴りたいぜ

ふうー!と息を吐き、状況確認をする

俺の手には、まだ、短剣はもう一つある、戦える

頬をつたう血を拭い、相手へと見据えたときだった┄┄


「あっははは!いい、足掻いて┄┄いいね!!俺の攻撃を避けるなんて、┄┄┄子供のくせに┄┄」


高笑いを聞き、相手を見た瞬間、ゾクッと背中に寒気と嫌な汗が伝う

青色の髪の男は片方の手を顔に当てて、口許は狂ったような人間のように、口の端を吊り上げて笑っていた。


「あーあ、そいつ狂っちゃったようだね、危ないよ!そいつ┄┄怒りで凶暴になったから。巻き込まれたくないんで┄┄┄ガンバレ┄少年!」


急に明るい声で言う緑色の髪の男は、少なく言葉を放ち

俺から距離をおき、大柄の男の方へにげていた。

俺的には、その男の行動に『そいつ、ああなったら面倒臭いから、一抜けた、ガンバレ少年!』と聞こえてきてしまい。

敵のくせに、敵の暴走に巻き込まれたくないってことにイラッとした!

しかし、そんなことより、今を打開しなくてどうすると、自身に喝を入れ直した。

ほんの数秒だったとき、青色の髪をした男が攻撃を仕掛けくる、先程よりもスピードが上がり、攻撃力も上昇した剣戟がくりだされる。

受けとめると短剣にいちいち、ビリッと衝撃が伝わってきた。防御を捨てた攻撃方法は、実力が上のものであると、嫌ってほどわかり、唇を噛み締めた

防御に、徹するしかなかったが、体力的にも限界がきていたのか、青色の髪の男の攻撃をもろにうけ、足蹴りで体勢が崩れて手が地面についてしまう

だが、その隙を相手の有効にさせるものであったが

男の剣が俺に降り下ろされた!!

その瞬間、目の前の時間がゆっくりになったような錯覚を感じた瞬間、風が吹き、金色の髪をなびかせた人物が現れて、次のときには、剣を受けとめる音が辺りに響いた。

剣と剣とが交差し甲高い剣戟の音が耳に入り、俺はただ、ぼんやりと眺めるしか出来ずにいた。




危機的状況が回避され、喜べばいいのだが、素直に喜べない自分自身がいる

理由はわかってるんだ!

タイミングを見計らったように、俺の前に現れたジルのことに(危険な状況を回避するヒーローのようで一瞬、格好いいと思ってしまった俺を!今すぐにでも、なぐりたい)

そんな気分でいたりするせいもあったりする。

魔法で瞬間移動でも使ったであろうジルの魔力量は高いんだろうな

あ~あ、なんだろうね?目の前で大活躍しているヒーローを見る、観客が活劇を見ている気分になるのは?

絵になるよ!とでも言えばいいのかね?

体力限界値の俺は、そんなやさぐれた気分で見ていたら

ジルがもう青の髪をした男を倒していた。

うん?なんか足蹴りしてないか?踏みつけてるような状態に、見えたんだけど、切ってないんだな?

おお┄、凄いですね~、さすがに強いよ、うんうん。

一人状況を見て、首を縦に振っていると

俺に近づいてくる足音がし、座り込んでいる俺と目線を合わせるように、しゃがみこんだ感じがして

見ると以外にも近くで俺を見ていた


「┄うお!な、なんだよ!」


一瞬、驚き動揺した声をあげると、ジルが急に頭にポンと手をおき


「┄大丈夫そうで、安心しましたよ」


優しい笑みを浮かべて言われ、ムカツクけど心配されていたんだと思うと、俺はそっぽを向いて頷くしかなかった。

心配させたあとに思うと、普通に嬉しいもので、照れてしまい、真っ直ぐ見れん!!


「おや、素直┄」

「テラの貴重な一面をみれるとはね、今日はいいことがありそうですね」

「はあ~!いみわかんねえし」

「つーか、撫でるな!!」


よしよしと、意味のわからん撫でかたに、イラッとしていたが、ふと疑問が浮かぶ


「なぁ!なんであの男、ころさないんだ」


少し遠くにいる青色の髪をした男の方向を指して言うとジルはニッコリと笑み、人の悪そうな表情で


「少し、聞きたい事情がありましてね、それにあすこの二人目ね」


ゆっくりとした物言いをしてチラリと大柄の男と緑色の髪の男へ視線をむけると

二人はバッと視線を勢いよくそらしている。

なんか妙にガグガク震えてるのはきのせいか?


「しりあいなのか?」

「いいえ、あんなゴ・ロ・ツ・キは知り合いでも、ありませんからね!気にしないで下さい」

「さあ、それより、あなたの体と傷は、治しておきましょうか?」

「┄┄うっ?わかった」


あの二人は知り合いなのか?と聞いたとき、一瞬、眉間の皺ができ、語尾が強まったことから否定と、とってもいいだろう。

あんなゴロツキと知り合いなど心外ってことかもな

急に話題を変えてくるし、まあ体力も傷も治療したほうがいいしな、まだ他にも敵がいるだろうし

ジルからなのが少々嫌だが、今は好き嫌いもない状況だから、素直に受けておくことにする




治療は光属性系のものだったが、なんでも出来んだな

他にも属性魔法を使えるとかだったら、イラつくポイントに加算してやるつもりである

さて、治療中のことは、なんか色々と口にしたくないので

今は語るまい。

ただ一ついうならば、ジルよ、なんでいちいち色気をだすとだけ、いっておく


「よっしゃ!全回復だぜ。ハイポーションアイテムまで持ってんとは、なんでもありかい、コンチクショーめ!!」

「いちいち、言い訳しなくていいから、ほれ、ライの所にいってきな」

「え?でもよう!ジル一人で大丈夫なのか?他にも数人いるんだぞ」


気配的にもゾロゾロといるかも知れない、ライを怪我させた奴もな

あいつは俺の手で倒したいけど、いまの俺じゃ┄┄無理だ、実力ともにな!

俺の心配など、気にしていないように、頭にポンポンと軽く叩き


「┄大丈夫だから、君は君のやるべき事をやりに、いきなさい。ここは食い止めておくから、安心して┄」


子供をあやすような物言いに、バカにされていると思ったが、表情は真剣で、まっすぐと俺の方を見られ、言葉に詰まり頷く


「┄┄一応、ジルのことは信頼してるから┄、でも!いつか色々とお前に勝つ!!」

「はいはい、ガンバッテ、俺に追いつきな色々と┄┄」

「いわれなくてもな┄。」


ふん、と言って俺はジルに背を向け走り出す

ジルってたまに素が出るよな。まあ、俺か親父達にしか出してないみたいだけど



ふと走りながら思う

そういえば、体力回復はいいとしても傷まで直す必要があったのかと

┄┄もしかして、ライのため┄┄とか?

まあ、俺が怪我とかしたら、ライが心配すると踏んでの気遣いだったら┄┄┄┄┄┄!


「うん、俺、あいつのことキライだな」


ポツリと独り言を呟いてしまうのは、しょうがないと思う今日この頃の俺であった。


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