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第三話 タラちゃん

第三話 タラちゃん

 隆は、帰りながら敦美と色々な音楽の話をした。

 敦美の兄は、ジミヘンが大好物らしく、その影響で、色々聞かされたらしいのだ。ジミヘンは、もちろんギターの腕は最強で、持ち物も凄くて、人種差別も色濃く残っている時代に、毎晩の如く白人女を何人もガンガン言わしていたらしい。しかも、普段は物静かで、教養があって、莫大な量のクラッシック音楽のレコードを聴いていたらしい。なので敦美はアニキから、音楽はボーダーレスだと教えこまれたらしい。

 それで、バンド連中を馬鹿にしていた訳では無いが、逆に、クラッシックに偏見持ったり、小馬鹿にしてる連中が嫌いだったらしい。けれど、阿保そうな隆が、意外にも柔軟で、似非教養がありそうな感じなのでびっくりしたのだ。笑笑 敦美が、

「ヴァイオリニストで誰が好きなん?!」

 と聞くと、尼によく来てくれる古澤さんは大好きだし、功刀さんやハカセさんはもちろんやけど、俺はサラちゃんが好き、タラちゃんぢゃないよ」と言うと、

「わかっとるわ、笑笑 ヴァイオリン弾いてる人間が、ちょー有名な韓国系アメリカ人のサラちゃん知らん訳ないやろ!!、初めて聴いた時、ぶっ飛んだわ!!」

「そうやろ〜カッコイイよなぁ〜、力強いけど、繊細やし、それでいてロマンチックなのよね〜」と言うと、

「隆って、男のギャップ萌絵が凄いわね〜、そらモテるわ、彼女いるのに学校一の美人と付き合ってたらしいやん」と、もう、敦美は隆の事を呼び捨てにしていた。

 しかし、隆も嬉しかったのである。ヴァイオリン弾く人少ないし、時々クラッシック、特にヴァイオリン、フィドル(同じだが、こっちはくだけた方)の音楽の話もしてみたかったのだ。

「サラチャンもジミヘンみたいに何でも出来るらしいよ」

「体操選手でしょ?!、指とか気にならんかったんかなぁ〜」と敦美が言うと、

「クロードチアリも空手をやるしなぁ〜、指骨折したって、大丈夫だよ」と隆が言うと。

「誰、その人?!」と爆笑になった。

「クロードチアリさんは、昔、芦屋に住んでたけどね。今は知らない。スーパーギタリストだよ、その人の「黒いオルフェ」って曲聴いて、俺クラッシックギター始めたから」と言うと。

「隆って、凄いわね。クラッシックギターも弾けるんや、アニキが一時期、豊中に行ってたわ」

「俺も」と言うと、「世間狭いなぁ〜」とお互い笑った。

 それから敦美は、阪急塚口から大阪方面の電車に乗って帰って行った。

 (しかし、何で大阪から尼まで来たんやろ)と思ったが、他人のプラバシーなど、知ったこっちゃなかったからあまり気にならなかった。



 続く〜

 

 

 

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