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魔法少女シキ  作者:
1/1

Trial

これは、chatGPTに考えてもらった小説のテーマ「”記憶”を代償に魔法を使う世界で、”大切な人"の記憶だけが消えない少女」をもとに自分で考えて作った作品です。


お試し的な感じで練習も兼ねて投稿してみました。つたない部分も多いとは思いますが、最後まで読んでくださるととても喜びます。

これは1話の冒頭の部分で、もうちょっと書いて続けて、1話としてまた投稿する予定です。

「魔法少女シキ」Trial


——この世界には、魔物がいる。


 今からおよそ五十年ほど前にはじめて観測された魔物は、生まれつき体に蓄えている“魔力”をただ消費するだけの生き物だ。魔力を消費するためだけに生まれた存在。どのようにしてその存在が生まれるのか、生まれたのかは明らかになっていない。

人間の悪意によって生まれたもの、もしくは地球に元来眠っていた魔力が作り出したもの、などの説を提唱している者もいるが、それは真実か否か、誰にもわからない。加えて魔物が生まれる瞬間を観測しようと頑張っている者たちもいるが、いまだその努力が報われたことはない。


   そもそも魔力を使うには、前提として、代償がいる。


 魔力があっても、それを使うことができなければ魔法は使えない。同じように、魔物は魔力を発散するだけの存在にしろ、使うには代償がいる。それが命。

 人の命を奪うことで魔力を使う代償とし、そして魔力を発散することで人が死に、村や森、自然が破壊されていく。人の命を奪って代償にし、奪うことを魔力の発散の対象としているのだから、言い方を悪くすれば、自給自足とでも言えようか。

 別に人の命でなくてもいい。他の動物でもいい。だが、人が一方的に栄えたこの世界で。一番多く“代償”にされるのは人間だった。


 そんな中、およそ四十年ほど前のこと。

 魔物に戦うため、とある軍事組織が“魔法少女”というシステムを開発した。


 “魔法少女”。それは、人体の改造により魔力を体に埋め込み、それを使って魔物と戦う少女たちのことを表す。もちろん魔力を使うにはどんな理由にしろ代償が必要で、この場合代償にされるのは、その魔法少女自身の“記憶”だ。

魔法少女になれる手術を受けられるのは、十七歳以下の女性のみ。手術というのは、魔力を体内に埋め込み、記憶を代償にして魔力を使うように少女を設計するものだ。さらに魔物と戦えるよう体力もプラスするその手術は、ただの少女を魔法少女にする——ただの少女を、魔物と戦う兵器にする手術。失敗した場合、少女に埋め込むはずだった魔力がその手術を行っていた医師や看護師にも悪影響を及ぼし、少女だけでなくその医師や看護師も最悪死に至る可能性がある。

手術が失敗する可能性だって低いわけではない。それに加えて、成功したとしてもすぐに魔力に耐え切れずに暴走してしまう可能性だってあるし、魔法少女になれてもうまくやっていけるとは限らない。

さらに戦うにつれ自分を構成する記憶がなくなっていってしまうため、自我が消え、自分が自分でなくなっていっていくことが魔法少女の特徴だ。自我が消え、魔力の代償にする記憶もなくなってしまった魔法少女は、魔力の暴走を起こす可能性があるため、秘密裏に組織が処分——処刑するという噂だってある。


自分の記憶を代償にして戦っていくこと、つまり自分の記憶をどんどん失っていってしまうこと。

戦うにつれ自我がなくなっていくこと。自分が自分ではなくなっていってしまうこと。

手術が成功するかわからないこと、成功しても魔法少女としてうまくやっていける未来は確実ではないこと。そして戦闘での負傷が原因で死亡するリスクが高いこと。結果として魔法少女全体の平均寿命が短いこと。手術によってもう人間ではなくなってしまうこと。今までのようには生活できないこと。魔法少女として組織に監視、管理されて一生を過ごすこと。ある程度たつと組織に処分されてしまうという噂があること。


 これらを全て知ったうえで、受け入れたうえで、少女たちは魔法少女になるための手術を受ける。


「      」


・組織内

「樫原少尉…と、お呼びすればよろしいでしょうか?」

「いや、呼びやすいように読んでくれて構わない。とくに、階級をあまり気にしたくない質なもので」

「え、あ、し、失礼しました…。では、え、えっと」

「別にそんなに考えなくても大丈夫だ。ほら、例えば——ああ、そうだな。ほら、君だってここに配属される前には予備校に通っていたんだろう?」

「は、はい…そうです」

「では、その決まりに乗っ取って、先輩にしようか。私のことは、先輩と呼んでくれて大丈夫」

「わかりました…では、樫原先輩。これから、どうぞよろしくお願いします」

「ああ、私の方こそよろしく頼む。アスミ」

ここまで読んでくださりありがとうございました。


次の投稿も楽しみにしていただけると嬉しいです。本当にありがとうございました。

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