プロローグ
【…めだ。…み】
最近、よく変な夢を見る。
非常におかしくて、そして現実味のある夢だ。
だが起きて少し経つと忘れてしまう。
そしてその夢の描写と似たような出来事が現実で起こるとふと思い出す。
【どうしたの?】
そして何もしなければその夢の通りに動くき、逆に少しでも夢と別の行動をとるとその夢と変わる。
【ごめんなさい…ごめんね…】
(またか…今回も随分とクオリティの高い夢だなぁ)
【…てください】
(ん?あれは…)
一瞬、何か見覚えのある顔が見えた気がした。
(あれ?誰だっけ?黒髪のロングで…すごい鮮明に覚えているはずなのに思い出せない。)
【………】
(その人は、ぼくを真剣な眼差しで見つめていた。誰だっけ?何か大事なことを伝えようとしている気がするのに…思い出せない。)
普段見た夢のことは忘れてしまうので特別何かを気にすることなんてなかったが、どうしてもその先が気になったので意識をはっきりさせることにした。
その時
「起きてくださーい!!!」
「はっ!」
突然耳元で強烈な叫び声が聞こえた。
「はぁ、やっと起きましたか」
白いボブヘアーが太陽の光を反射している。
そしておそらく叫んだ張本人であろうものがやれやれと言いたげな表情でこちらを見つめている。
「…阿弥」
「あらあら、せっかく可愛い幼馴染みに起こしてもらっておいてなんですかその表情は。」
そこにいたのは幼馴染の渡月阿弥だった。
はじめまして。本日から私が授業中に考えてた妄想を小説にして投稿していきたいと思います。
誤字脱字が多いのと不定期な投稿なので気長に見守っててくれると嬉しいです。
よろしくお願いします。