ホットチョコレートが冷めたらなんて言うの?
「……そう……か。うん、まぁ、うん……なんていうか……」
グレイルさんがなぜかちょっと切ない顔をしました。
「黄色い花の他に、欲しい物はないか?何でもいい、遠慮せずに言ってくれ!」
欲しい花?
菜の花の他に……といえば。カボチャの花も黄色だったかな。
いや、まって、花をもらうより、種を貰えばいいのでは?種って分かるかな?あーっと、その前に……。
「芋が欲しいです!えーっと、料理前の生の芋!」
種だと何の種かっていうのが難しいかもしれないけれど、芋なら見間違えようがないんじゃないかな?
「い、芋?……あーっと、うん。わかった。芋だな?……あと、ほら、ドレスとか宝石とか、何かないか?」
は?ドレス?宝石?
「いらないですよ。似合わないですし」
「そ、そんなことはないっ」
「お世辞でもありがとうございます。でも、本当に……その、充分色々してもらっています。住むところも探してくれるんですよね……それだけでも感謝してもしきれません」
「あ、うん、そうだった。家と土地……分かった。そっちをできるだけ立派にさせてもらう」
はい?
立派な家?
「いや、あの、あまり広くても管理とか維持とか大変ですからっ」
「早速手配するよ。じゃあ、リツ……また」
グレイルさんが姿を消しました。
帰って行ったのですね?王都にもきっと指輪を持った人がいて、その人が目印なのでしょう。
えーっと。
なんだっけ?グレイルさんはまるで嵐のように登場し、嵐のように去っていきました。
残されたのは、黄色い大量の薔薇と、菜の花。
それから御願いしたのは、芋と根っこ付きの名の花と庭つきの家。
もたらされた情報は指輪は気軽に貰えるほど安い品ではなさそう。魔力増強装置は国宝級。
そんなところでしょうか。
「もうすっかり冷めてますね……」
火からおろしたフライパンの中のチィロールチョコを溶かした牛乳を飲みます。
「ふわぁ、ココア。ミルクココア……いや、こういうのってホットチョコレートって言うんだっけ?チョコレート牛乳?」
ミルクココアと何が違うんでしょうね?今となっては調べることもできません。
ども。次は視点変わるためちょっぴり少な目。切れ目の問題です。
……感想ありがとう。昭和も死ぬ……
いや、でも昭和の死に方はまだ、こう、優しくない?気のせい?あんまり私が死に系見てないのかな。
昭和のまどマギだっけ?とか見てないけどあれもかなりやばい感じなんじゃない?知らんけど。
感想でいただいたセラムンも死んだけど生き返るには笑った。
あれ、そもそも異世界転生から始まってるしね、セラムンはなろう系だね!
さて、昭和のなろう系について語ろうか。
いや、もっと古くてもいいよ?
異世界転移物の代表格は、不思議の国のアリス、ナルニア国物語、浦島太郎だよね!
異世界から日本っていう逆向きだと、竹取物語、スーパーマン、キン肉マンが代表格かな?
……違うよ、違う、違うってば。
収納鞄系といえば、四次元ポケットとばくさんの鞄
いや、だから、まって、まって、
では。引き続きよろしくお願いいたします。




