レシピそのいち。材料はモヤシとうまいんだ棒です。
「あ!そうです!」
突然思い出しました。
米粒魔石を取り出して、いつもの呪文を唱えます。
「うまいんだ棒」
すると、すぐに思い浮かべていたうまいんだ棒豚キムチ味が出てきました。
ネットで見たことがあります。豚キムチ味のうまいんだ棒を使ってチャーハンを作ったらとても美味しかったというのを。味付けに使えるということですよね。
チャーハンは無理ですが、モヤシの豚キムチ風炒めは作れるんじゃないでしょうか?
それではレッツクッキングです!
うまいんだ棒豚キムチ味を袋に入れたままもんで細かく崩します。
それを炒めているモヤシにふりかけます。
「味は足りるのかな?」
木の棒でまぜて一旦火からおろします。どうにも味が薄そうです。
追加でうまいんだ棒を2本だし、今度は袋から取り出して、まず袋についた粉をモヤシでこそげ落とします。
それから、木でうまいんだ棒の味の粉が付いている表面を削りモヤシにふりかけます。
「あんまり本体もたくさん入れるとモヤシの存在感が小さくなっちゃいますもんね……」
まわりを削ったうまいんだ棒はあとでちゃんと食べますよ。
作業を終えてもう一度火にフライパンをかけ、モヤシを炒めるのを再開します。
あまり炒めすぎてはモヤシのシャキシャキ感がなくなってしまいますから、適当なところで火からおろします。食器はないので、ちょっとお行儀が悪いですがフライパンからそのまま食べることにします。
「いただきます」
モヤシの豚キムチ風炒め、口元にもって行くと、しっかりキムチの匂いがします。
「はぁー。久しぶりの料理です」
パクリと口に入れます。
「お……おいしぃーっ!」
モヤシがちゃんと豚キムチ味になってます!しかも、適当にキムチの元で味つけましたっていう寄り、甘みや旨味があって美味しいです。
モグモグ。モグモグ。
ああ、ご飯、ご飯が欲しくなる味です。
うううー、贅沢はいけませんが、ご飯が欲しいですぅぅ。
モグモグ。
仕方がないので途中でさっき周りの粉を落としたうまいんだ棒を食べながらモヤシを食べます。
ご飯の代わりです。……うまいんだ棒ご飯味が無いのが悔やまれます。いえ、ご飯味ってなんだろう?自分で思いながら首をかしげました。
「ごちそうさまでした」
両手を合わせてから、お片付けです。
まずはフライパンを水で洗います。
「あ、もしかして、お湯を沸かすこともできますよね?」
水以外が飲めるのではないでしょうか?……って、水じゃなくて、お湯が飲めるようになるだけでもちょっと変化があると思うんです。
いえ、何かとかして作れるのではないでしょうか?紅茶の飴をお湯に溶かして紅茶とか?
「だめです!10円で買った記憶のある飴はコーラ味です。お湯で溶かしても絶対コーラにならない自信がありますっ」
炭酸がそもそもありませんし。
「はっ!そうです、忘れてました!飲み物と言えば!……」
ここで張り切って呪文です。
どうも。
日々、駄菓子レシピを検索しております。
豚キムチ味でチャーハン作ると美味しいそうですよ。残念ながらリナさんには米がないので作れませんけれど。モヤシとキムチも相性がいいので美味しいはずです。すいません、再現して書くものもあれば、ネットの情報だけで書くものもあれば、想像になってしまう部分もあります。
手作りコーラなどはスパイスそろえて再現したこともありました。残りのスパイスが今もひっそりとキッチンにあります。使い道がない……もう消費期限……あわわですよ。
さて、10円飴も登場です。5円飴は、買ったことが無くてよくわからないため10円飴にしました。
子供の口には大きなあのあめ。当たりつきのまんまるの飴。
コーラ味を選んでいた記憶ばかりが残っていて、他に何味があったのか忘れちゃいました。
そうそう、飴って砂糖代わりに料理に使ったりもできますよね。
なんか、神社ででっかいご利益のある飴とかが売ってるところがあって、買った人は飴として食べるには厳しいサイズなので、割って料理に使うそうです。