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祖母の存在
私は、朝、起きたら、祖母が生きていることを確認するのだ。
そう、もう誰にも分からない。彼女がいつまで生きるかはー
だから、周りが仕事に励もうと、結婚しようと、出産しようと。
私には関係ない。
大学を出てからこの年齢まで、ババアと言われようと、面接に行って、会社に、
「使えない」
そう言われようと。
私は、彼女につくして、守ってきた。なぜか?
祖母が、私を守ってきてくれたからだ。だから、私は、生きている。この希薄な平成の世の中で。病気を持ちながらも、生きていこうと思えた。戦争があっても、周りと助けながら生きていく姿を見せてくれた祖母の存在は大きなものである。
高齢化社会の中で、同じ思いをされている方がいると思い、書いてみました。