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歩く屍  作者: 茶々丸
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第6.5歩 何が起きた?

時間的には悟達に電話した後の話です

「さて、悟に要件を伝えたから何しようかな?」

「う~ん…情報を集めるのは?」

「そうするか。パソコンを…」

聖夜はパソコンを取り出して電源を入れた。

「情報っと言っても何がいいかな?」

「最新の情報とか?」

「なるほど」

聖夜はインターネットで調べている間に真は店の中から外を見ていた。

「何でこうなったのかな…」

聖夜は画面をみながら言った。

「解らないな。でもな、生き残って原因を探して二度と起きないようにしなきゃな。…なに?」

「どうしたの?」

「最新の情報だ。政府が脱出者にお金を出すだとさ。こんな話だと悪者が出そうだな。」

「確かにね。大丈夫かな…二人とも」

「それはどうかしら?」

知らない女性がいきなり話に割り込んできた。 

真と聖夜は身構えたが女性は手出しはしないわと言った。

「誰だ?あんた?」

あやよ。よろしく」

「綾さん、何の用ですか?」

綾はスポーツショップの方に指差して言った。

「さっき、太った男と女性がスポーツショップに入って行ったわ。男の方はナイフを持っていたわ。」

二人は驚いたがまだ綾を信頼していなかった。その事を見抜いたのか綾は

「仲間がいるのでしょ?助けてあげましょうか?それで信頼して貰えるかしら?」

「そうだな、無事に帰って来たらな。」

綾はクスっと笑いながら聖夜に近づき言った。

「いいわ。ただしあなた達は外で待ってね。

何があるか分からないから。行きましょう。」

綾は店から出た。

「あの人を信じていいのかな?」

「さぁな。もしもがあるかも知れないから行こう」

二人も店を出た。


三人がスポーツショップに向かって歩いていると女性が早苗を連れ出そうとするのが見えた。

「マジか!!」

「早苗ちゃん!」

「二人はあの子の方に行って。私は店の中に行ってあの太った男を探すから。」

聖夜と真は駆け出した。


「待てこら!」

二人は早苗を追って屋上駐車場に走っていた。前には女性が早苗を持って走っていた。

「なんだ!あの女は!バケモノか!?」

「わからないよ!でもなんで早苗ちゃんは抵抗しないのかな?」

聖夜は走りながら早苗を観察した。

「気絶してるな。」

「なんで早苗ちゃんは気絶しているの!?」

「知るか!その事も含めて聞くぞ」

屋上駐車場に着くと女性(?)は早苗を車のボンネットの上に置いた。

「おい!何してんだ!」

女性(?)は振り向き、気持ち悪い笑みを浮かべた。

「何って簡単よ。この子を殺すのよ!」

「殺す?ふざけるな!返せよ、早苗を!」

「おっと!近づき過ぎるとこの子を投げてしまうわよ!」

聖夜は足元の石を拾い上げ投げつけた。

「何すんのよ!この人でなし!」

「人でなしはどっちだ!バカ!」

聖夜が近づこうとした瞬間、地面が揺れ出した。

「くそ!あぶねぇな!」

「聖夜君!早苗ちゃんが!」

聖夜が真が指差した方を見ると女性(?)は早苗を掴み駐車場の端に歩いていた。

「まさか!やめろ!」

聖夜はふらつきながらも走り出した。

真も行こうとした時、携帯に着信が入った。

「何!?今、早苗ちゃんが危ないの!」

「知ってる。」

「じゃあ何!?」

悟は驚く事を言った。

「落とさせろ。」


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