第一歩 始まりました
この小説はだいたい1200文字ぐらいで書きます。
悟達が学校で眠れない夜を過ごしている頃駅の周辺では混乱状態であった。
そして混乱状態を作った大きな原因「歩く屍」の姿だ。奴らは人を喰い、喰われた人はゾンビとなり違う人を襲う。このことが繰り返されどんどん増え続けていた。
そして悟達のいる学校にも…
異変に気づいたのは悟達ではなく、普通科の人だった。
「ねえ?暗くてよく見えないけど、なんかさぁ歩いてない?」
「まさか、ゾンビだったりして」
「怖いよ~!…やっぱり歩いてるよ!近くなったもん!」
実際にゾンビらしき人は校門の前まで来ていた。それに対して近づく四、五人の先生の姿があった。
「あのーすみませんが何かご用でしょうか?ご用があれば明るくなってからにしてもらえないでしょうか?」
話しかけられた人は忠告を無視して校門をくぐろうとした。
「オイ!聞いているのか!止まりなさい!」
先生は肩を掴むと首筋に噛みついた。突然の出来事で周りの先生は唖然としていたが、なんとか止めようとするが後ろから肩を噛まれたり、腕を噛まれたりしていた。痛みによる先生達の悲鳴は全生徒が聞いた。そしてゾンビ達はついに校門をくぐり抜け学校に侵入してきた。
先生の悲鳴は悟達にも聞こえていた。
「オイ!今の悲鳴はなんだ!?」
「分からないけど、すごく嫌な事が起きたのかも…」
聖夜と真が悲鳴について話している間、悟と早苗は行動をしていた。
「おい、なにしてんだ?」
「なにしてんだっていわれてもなぁ、この悲鳴はただ事じゃない事が起きたなら動きやすい体育館シューズに履き替えて」
「いつでも動ける準備をするのよ?分かるか?」
そう言われて聖夜と真は体育館シューズに履き替えた。
「クラスメートたちは…野次馬になりにいったか…」
「どうする?悟」
早苗は悟に聞いた。
「何があったかが分からないと詳しい判断は出来ないが、一応なにかがあるといけないからコイツを持とうか」
悟は掃除ロッカーから柄の長いほうきを二本とり、一つは悟がもう一つは聖夜に渡した。
「ほら、ミスターバイオオタ、コイツを使って俺達に希望を見せてくれ」
聖夜はニヤリと笑い
「任せろ!」と返事をした。
「でも、これからどうするの?悟?」
「えっ…えっと…悲鳴の原因を知る?」
「でもさ、いろいろ危険じゃないか?」
「まぁな、なんかヒントがありゃあな…」
そう話す4人の所にはぐれゾンビが現れた。
「あらら、ヒントじゃなくて答えが来たよ。」と聖夜
「コイツが悲鳴の原因か」と悟
「まさかゾンビが来校者とは」と早苗
「なんでみんな落ち着いてるの?」と真
ゾンビはゆっくり近づいてきたが4人は分散して教室をでて階段を降り始めた
悟達は特進科棟を出ると学校は混乱状態だった。
「まさかゾンビがいるとはな…どうする?」
「ほうきを持ったはいいがすぐ折れそうだし…剣道場に行こう!竹刀とか木刀があるはず」
悟達は剣道場に向かった。
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