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歩く屍  作者: 茶々丸
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プロローグ

頑張って書きます、よろしく!

 2015年ある地下牢にて

「止めろぉ…」

男の怯える声が響く。

「あら不思議ねぇ…あなたは世界崩壊のきっかけになるのよ?嬉しく思いなさい?」

男に話しかけている女はそう言って男を掴み、持っていた注射器を男の首に突き刺して入っていた液体を注入した。

「これで私達の夢が叶うのね。」

女は嬉しそうに呟いた。足元で男の苦しむ声は聞こえていないかのように…



数ヶ月後

千葉県茂原市 季節は冬 

「あ~寒いなぁ~学校ヤだなぁ」

こう呟いたのは、秋城(あきしろ) (さとる)高校二年生である。髪はボサボサで、黒の学生服を着ている。オシャレには興味がないらしい。

タッタッタッ 

後ろから何者かが走って悟の首にチョップを食らわした。

「いってー!なに考えてんだ!真!」

「やっりぃ!クリーンヒット!」

他人の首にクリーンヒットを食らわしたのは

如月(きさらぎ) (まこと)悟とは幼なじみで髪は黒のショートで明るく元気な女子だ。

ちなみに真も悟と同じく、黒の学生服を着ている。さらに言うと、二人が通う学校の制服は男女統一である。 

「やっりぃ!じゃねぇよ!意識が飛ぶわ!」

「ダメだった?」

「当たり前だ。で、今日朝練はないのか?」

真はバスケ部に所属していて主将候補らしい。

「ないよ~無いからこうやってチョップしにきたんじゃん!悟は無いの?」

ちなみに悟は陸上部に所属している。

「先月からなくなったなぁ…おっと、遅刻するぞ。」

「そうだね、行こう!」


二人が通う学校は普通科で成績上位陣が行ける進学科があり、二人はその進学科にいる。

「うぃ~す」「おはよー!」

二人は教室にいた友人に挨拶をすると

「何だよ!また二人で登校かよ!リア充爆破するぞ!」

そう騒ぐのは二人と仲のいい友人の新垣聖夜(あらがきせいや)である。

「よろしい、ならば戦争だ」

「またくだらない喧嘩してるねぇ」

「あぁ早苗ちゃんおはよー」

「おはよー」

早苗ちゃんと呼ばれた友人は挨拶をしながら入って来た。

垣原早苗(かきはらさなえ)悟や聖夜、真と仲のよい女子生徒だ。早苗は真と同じバスケ部に所属している。

「あんた達はお気楽だねぇ~」

「「なにが?」」

早苗は知らないの?という表情をした。

「今日のニュースでこの市に人殺し事件があって、学校は今日生徒を返さないらしいよ。」

「なんで?」

真は早苗に聞き返した。

「さぁな?さすがに詳しくは判らないがホームルームで知らされるだろうよ。」

早苗の言った通りホームルームで事実がいくつか分かった。

一つは人殺し事件の犯人が多数いることで警察の対処が間に合わず、市の特別処置らしい

。そしてこの事件がただの事件には思えないことを。


 最初はクラスの連中はお泊まり会みたいだとかで盛り上がっていたが、深夜になると話題も尽き夢の世界へ旅立って行く奴が少なからずいた。しかし、悟や聖夜、真と早苗は寝れずにいた。

「何が起きてるんだ?学校から一歩も出してもらえないなんて。」

「さぁ?知るか。」

「なんかさ、嫌な胸騒ぎがするんだけど。」

「真もか?」

「早苗ちゃんも?」「あぁ」

「なんだ?お前達もか?」

「悟も?聖夜君は?」「しとるよ」

全員が嫌な胸騒ぎを感じて眠れぬ夜を感じている頃街は大変な事が起きていた。




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