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チートな俺は、Gクラス。  作者: 夜来
チートな俺は、ネームレス。
32/51

第28話:アルトは、Aクラスの1人から勧誘を受けた。

はい、1日ぶりの夜来です。

うとうとと書いて文章崩壊してますが、できる限り手直ししました。


何かありましたら、感想欄にお願いします。

――Side アルト――


「それでは簡潔に言おう。 夏季休暇中にギルド登録するのなら、是非とも私が作るチームに入り、一緒に依頼を受けてくれないか?」


そんな言葉を、Aクラスのウェスレイ・リスニルから突きつけられた俺とエイナ。

俺はただただその言葉を頭の中でリピート再生し……3秒後。


「「……はぁ?」」


偶然にも、エイナと声が重なった。 

因みに、俺は語尾を下げ調子。 エイナは語尾を上げ調子。

つまりは、俺は「あぁ、そうですか」的な感じで言ったのに対し、エイナはマジで驚いているようだった。

そりゃそうだろうな、XCM以来一度も会った事が無いAクラスのエリート中のエリートに、いきなり「チーム作るから入れ」と言われたんだから。

まぁ、チームにAクラスが入っているのと入っていないのとでは大きな差だろう。 ランク的にも、戦力的にも。


「お、俺が? 良いのか?」


「良くなかったら此処に来ていないだろうに」


エイナの問いに即答するウェスレイ・リスニル……長いな……リスニル。 確かにそうだな。


ギルダーズのクエストは、チームプレイが必要な代わりに難易度が跳ね上がっている。 やはりエイナは、手応えが有れば有るほど嬉しいんだろう。

簡単に言えば、ギルダーズクエストの難易度=同じランクの個人クエストの難易度×3位か。 

ランク的に言うと、ギルダーズでのDランククエストが個人のBランクに相当する。 3つほどランクが上がるんだな。

まぁ、そうは言っても所詮Dランク。 手応えが無いに等しい。



因みにこれ、学園の「ギルド活動部」なるクラブの顧問から聞いた話だ。

……この先生、元は有名なギルダーだったらしく。 俺が質問すると懇切丁寧に答えてくれたのだ。

……しかし、その先生はどう見ても、口調からも察するに「オネェ」であり……質問し終えると、俺は逃げるかのようにその場を去った。

ちょっと、そういう系の人が苦手な俺だった。


「よっしゃぁっ! ……そういや、「君達」って事はアルトもか?」


「当然だ。 どうやら、納得していないようだがな」


あぁ、俺の存在は「そういや」で片付けられるんだな。

エイナが歓喜する中、俺は1人考える。


「……俺とエイナを何故アンタのチームに入れる?」


「逆に問おう。 XCMで1人は私を倒し、もう1人は最高位のダント様を倒した。 そんな人材を、何故見逃す?」


やはり即答された。 ……頭の回転速いな、何でそんな早く答えが出てくるんだか。 ……「ダント様」とかは、仕方ないから今日は見逃すとして。

だが、俺が言っているのはそういうことではなく。


「違う。 俺達とアンタは1回しか顔を合わせていない。 ……ギルダーズはチームプレイが基本だろ?」


「生憎、友人を作るのに物怖じしない性質(タチ)でな。 それとも君は、男の癖にそんなことを気にするのか?」


言外に「ほぼ初対面で動きを合わせ難いと思うが、そんなチームで大丈夫か?」と質問すると、速攻で「大丈夫だ、問題ない」と答えられ、逆に質問された。

ちょっとネタが古いと感じるが……まぁ良いさ。 とりあえず、Aクラスには口喧嘩で勝てないということはわかった。


「いや、ちょっと聞いてみたかっただけさ。 エイナが良いなら、俺も良いぜ」


「俺は勿論OKだ。 アルトがいれば、心強いからな」


「決まりだ。 終業式の日の午後2時、寮前に集まってくれ。 顔合わせをしたい」


え、今じゃ駄目なのか? と思いリスニルに質問してみると、他のメンバーの都合が合わないらしい。

終業式は2日後。 2日も都合が悪くなる用事が何なのか非常に気になるが、とりあえずはそれまで待とう。 ……俺の前に座る少女(エイナ)は、待てないらしいが。



――――



その日の夜。 俺の部屋にやってきた赤いハート柄の寝巻きを着たエイナは、興奮冷めやらぬ様子で話す。


……いや、美少女だから目の保養になるのはどうでも良いとして、俺に心を開いてるからこその行動だと思うけどさ。

男の部屋に寝巻き姿で入るのはどうかと思うぞ。 ――――男は、きっかけがあれば何時でも野獣に進化するからな。


……俺の頭の片隅に有った馬鹿な思考は放っといて、本題に戻ろう。


「あー、待ちきれねぇよ! なんたって、AクラスのXCMメンバーからスカウトされたんだからよ!」


「とりあえず落ち着け。周りに声が響く。 それと只今午前2時だ。早めに寝かせてくれ」


「……っ、すまねぇ。 でも、アルトも嬉しくないわけでは無いだろ?」


「勿論。 強い魔獣と()れあえるなら、ちょうど良い暇つb……格闘術とか魔法魔術の練習にもなるしな。 そして早く寝かせてくれ」 


「だろ? だから―――――――――」……以下、「寝かせてくれ」を無視したエイナの独壇場の為、割愛。


エイナが俺の部屋に入ってきて喋りだしてから、早4時間。 ね、眠い。

……前に言ったように、俺も手ごたえあるほうが嬉しいし、別に見知らぬ相手でも仲良くできるとは思うぞ?

だから、早く寝かせてくれよ。 …………明日も学校、有るんだぞ……。



―――結局、3時まで続いたエイナの語り。 俺はエイナが帰ると半ば倒れるようにベッドへダイブし、直ぐ眠ってしまった。



――――



時は飛び、今日は終業式の日。 細かく言うと、終業式が終わった後のSHR(ショートホームルーム)


あ、そうそう。 一昨日(おととい)期末考査が終わったばかりなのに、昨日全ての教科で帰ってきたのには驚いた。

現代国語、古代国語、数学1、数学2、地理、世界史、魔法社会学(現代社会みたいな感じ)、生物、魔獣学、そして実践魔法学のあわせて10教科。 合計1000点。

俺は964点と、妥当な線だった。

内訳? 先ほどの順に、98、95、99、96、95、98、97、89(生物は苦手だ……)、97、100。



……痛い痛い、止めろッ!!

……因みに、エイナは新しく加わった教科の殆どが苦手らしく、461点と撃沈。 メテリアは670点、ヨハンは597点、そしてアリスは600点ちょうど。


さて、今の状況に戻ろう。 只今午前11時30分。 SHR中だ。


「それじゃ、SHR始めるぞー」


「さて、明日から……という言うよりー、今日の昼から夏休みだー」

「エクシリアのギルドでギルダーになるも良し、海やら川やら山やらに行くも良しー。 楽しんでくるんだぞー」

「でも課題はちゃんとやってー、危険なことには首突っ込まないー。 これ約束なー」


「それじゃ、解散ー」


早っ。 開始13秒だ。 ショートすぎにも程がある。

ま、短いのは良い事だな。 ジェイ先生グッジョブ。


「きりーつ、れい、ちゃくs「あざっしたー」……グスッ」


勿論、真面目な男子生徒の号令は最後まで言われること無く。

挨拶もジェイ先生率いる「あざっしたー」族が、メテリア率いる「ありがとうございました」族を人数と声量で上回っていた。 俺? 勿論「あざっしたー」だけど?

挨拶から数秒でワイワイガヤガヤ賑やかになる教室内。 ……1学期、長かったな。 皆にとっては4時間ちょっとだろうけど(読破時間的な意味で)。


メタ発言はさておき。  その後は普通に食堂で昼飯を食べ(エイナは興奮しっぱなしだったな。 それを俺とかメテリアとかがいろんな目で見てる感じ)、

そして、午後1時59分。 場所は、エクシル魔法学園、学園生徒寮前。


「あぁ、誰がくるんだろうなぁ、アルト!」


「俺と、エイナと、ウェスレイは確実だろ? やっぱり、ウェスレイが連れてくるんだったらAクラスの奴らじゃねぇか?」


「だよな、ワクワクするな!」


あぁ、エイナはもう課題とか吹っ飛んじゃってるんだろうなぁ。 さすが元気っ娘。 元気の塊だな。

とか言っていると、来たみたいだ。 1番先頭はウェスレイ。 

彼女に続くように視界に入ってきたのは、碧色短髪の男子と、黒髪を首で1つに纏めてある女子。


そして―――――――



金髪をオールバックにした男子。 ……ダント・サスティーフ(まけずぎらい)が視界に飛び込んできた。



……えええぇぇぇ……―――――――。

そうそう、【クリエイター】なんですが。 何でもできるとやっぱアレですね。

なので、デメリットとか欠点を決めようと思うんですが、何もアイデア浮かばないですねww


そういうわけで、ちょっとデメリット募集したいと思います。 何か案がありましたら、ご気軽に書いてください。


皆さんの力が、小説の運命を変える……かも。

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