プロローグ:誰に向かって語ってんだよ。
いや、正直ね。 俺はあんまりこういうの信じなかったんだよ。
幽霊が現れるとかさ、妖怪とか、鬼とか。 勿論、魔法とか。 転生とか。
「世界は物理法則にしたがって動いているのだー! フハハー!」 なんてことは流石に言ってないけれども。
でも、もう一度言うが、そういうオカルト系とか魔法系は、俺は信じなかった。
うん、過去形。 「かった」なんだよ、俺の場合。
つまりさ、信じざるをえない場所に来ちゃったわけで。
良いかい、これを見てる読者達。 よく考えろよ?
俺さ、日本から飛び立ってとある国に来てたんだ。 何て言うかなぁ、休暇? みたいな感じで。
あ、名前は言わないぞ? どうせ、もう要らないだろうから。
そしたら、いきなりテロに巻き込まれたみたいで。 比較的安心な国って言われてたんだぜ。 其処。
それでさ、多分だけども、頭に鉛弾食らって。 幸か不幸か、即死はしなかったんだ。
「他人のくっだらない争いに巻き込まれて死ぬのかよ…」 って、人生の終わりにそんなこと考えて。 其処で視界が真っ暗になった。
…でさ、目が覚めたら「赤ん坊」になってるんだぜ?
しかも、前世の記憶も完全に有る。 これをさ、転生と言わずして何て言うんだよ。
さらにさらに、【チカラ】なんてのも有るんだ。 俗に言う、特殊能力。 あぁ、もう疑うのは止そうと思ったよ。
というわけだ。 え、全然分からない?
まぁ、これを読んでけば自ずと分かってくるんじゃないか?
「これは、テンプレ世界のテンプレ男によるテンプレなお話」
「ただ、ちょっと男が強すぎるだけ。」
…それじゃ、ページをめくってくれ。 無論、興味のある人だけで良いけどな。
…ん、「Gクラス」って何? だって?
あぁ、読み進めればわかってくるさ。 俺の第二の人生を決める、重要なところだからな。
夜来と申します。 絶賛学生生活中です。
転生してチート野郎になるって良いよね…なんて思ったのが最初です。 書き始めたらドンドンgdgd。 あら不思議。 ま、読んでくれる方には最大級の感謝とお礼を。小説を書くのは下手。 というかどん底なので、アドバイスもドンドンお待ちしております。