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夢の中

作者: 千田基生

私はどういう訳か、『猿夢』や『転ぶと死ぬ村』などの類いの夢を見たことがありません。

見たいとも思いませんが。

明晰夢すらありません。

ただ一度だけ、不思議な夢を見ました。


私は家を出て、知っている道を急いで歩いていました。その道中には2体のお地蔵さんが実際においてあるのですが、何を祀っているのかはよくわかりません。ただ、不思議なことに片方のお地蔵さんの頭は、いつ見ても無いんです。その道沿いの別の場所にある、頭が下にあるお地蔵さんとは違うようですが。

その道を進んでいくとごみ収集場があって、なぜかそこに2体のお地蔵さんの頭のある方が無造作に置かれていたんです。罰当たりだな、とは思いつつ先を急いでいたので『帰りに悩むことにしよう』と足早にその場を通り過ぎました。


夢はまずそこで終わっています。

次に記憶しているのは夕方で、終わったとこから家へ向かって歩いておりましたので、帰り道だと思います。

その道のごみ収集場の前まで来て『そういえば』と、ふと思い出してそちらを見ました。


そこには胴だけしか置いてなかったんです。

びっくりしましたが近付いてみました。

収集場の傍に、先程無造作に置いてあったお地蔵さんが佇んでました。

ではこれは?と思いつつ、その胴だけのお地蔵さんを触ってみると、夕方だった景色がじんわりとモノクロになりました。

その胴が狐の置物になって仄かに七色に輝いてまして、俗に言う金縛り状態で動けなくなったんです。


しかし、通りすがりの男性が慌てて駆けつけて金縛りを解いてくれたんです。見覚えのない方でしたが、夢の中の私は何故かその人を先生だと認識しました。

先生曰く、

『厄介なものに引っ掛かりましたね。あなたは、6500業の呪いをかけられてしまった。6500の悪事を行うと死ぬ。』

と言うことでした。


私はそこで目を覚ましました。

具体的な数字にびびりながら、その後何もないので気にしないようにしているのですが。そもそも夢なんで、つっこみどころも多いですし。


夢の中でも金縛りって遭うんですね。



ホラーなめててすんません。

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