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ホテル到着

「冴島様…今、寝てらっしゃいました?」


「少し寝てました。ホテルに着きました?」


「ええ。間もなくです。ご準備をお願いします。」


「わかりました。」


彼らがどうするかは彼ら次第だ。まぁ、彼らの頭を覗いただけだが、あのグループを随分長い事追っていたようだ。


明日か、明後日か、大ニュースになるだろうな。

彼らは一躍ヒーローにはなるだろう。


「冴島様。お待たせ致しました。エクス・シセルス・ホテル・ニューヨークに到着いたしました。」


「ここってさ、日本語のスタッフっているの?」


「そう仰るかと思いまして、スタッフはおりませんが、日本語翻訳用にタブレットをお渡ししますので、そちらをお使いください。」


「ありがとう。とりあえず、今日はもう出かけないから明日は、朝食後に迎えに来てくれ。」


「かしこまりました。ごゆっくりおくつろぎください。」


「ありがとう。」

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