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苦労が絶えません

「結局…あれは何だったんですかね。」


「何だったかは分からないけど、ちょっと気になることがあるんだよね。」


「なんですか?」


「あの瞬間、私…ファーストクラスにいたんだけど、あの冴島さんってお客さん。一瞬だけ青白く輝いた気がしたんだよね。」


「ほんとですか?」


「確証はないんだけどね。そのすぐ後、彼寝ちゃったから。」


「ホントだったらすごいですね。魔法使いってことですよ。」


「そうね…」





そんな事がCAの方々がしているとは露にも思っていない俺は、入国審査とともに税関手続きをしていた。


なにせ、俺は一応手元に5000万近くあるんだ。

まぁ、クレカ用の口座ににもっとあるんだけど。

(異空間収納に遥かにあるけど)


俺が色々と終わらせてようやく…


「ニューヨーク着いた〜」


ここから俺の旅が始めるんだ。 

俺はウキウキ気分で出口に向かうとそこに

【冴島様】と書かれたプラカードを持ったスーツを着た男性が立っていた。


俺我そこに向かおうとすると、背後から気配を感じる。明らかにそいつは俺のスーツケースを狙っている。


俺は、奴が俺のスーツケースに手を伸ばした瞬間…


「What are you doing!(何しやがんだ!)」


俺はそう言いながら、そいつをそいつの勢いのまま腕を掴むとそのまま地面に背負投の要領でたたきつけた。


あまりの衝撃と驚きで呆然としている盗人犯に俺は…


「You're 100 million years too early to steal my luggage!(俺の荷物を盗もうなんざ一億年早いんだよ!)」


俺の言動に周りにいた人々から拍手を貰った。

その男はあとから駆け寄ってきた警備員に取り押さえられ、連れて行かれた。


ふぅ…最初から苦労するわ。

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