表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

俺は旅に出る

作品が途中なのにいきなり別作品始めてしまってすみません。


俺は白い世界にいた。

まぁ、何度もみた光景だ。


ここは、神々が住まう神域。

俺は何度もここに来た。

女神をぶっ飛ばしに来たこともあるし、

爺さんの創造神様と飲み明かしたこともある。


魔法神や武神と一晩中試合したこともある。

だが、今回は違う。


俺は日本に帰る。

俺はこの世界に来て様々なことをした。


人として許されない行為だって何度もした。

でも、俺の信念を曲げたことなんて一度もない。


だから、俺は自分のしてきたことに後悔は微塵もない。だから、気分が晴れ晴れとした気持ちでここにいる。


そんな俺のもとにいつものメンツが近づいてきた。


「ついにこのときが来たか。人間から亜神となり、神にまでなった男が元の世界に戻るのか。」


「ここにいてもいいんだぜ?ここにいれば神として扱ってもらえる。向こうではただの人間だろ?」


「ただの人間ではあるまい。武神よ。この世界で培った能力そのままで戻るのだ。アルベルトよ。力をコントロールすることを忘れてはならぬぞ?向こうの世界ではそなたは異質なのだからな。」


「わってるよ。」


「君を連れてきた時に戻そうかとも思ったが、君は私の世界をよりよく変化させてくれたし、最後に願いも聞いてくれた。戻りたい時期を言いなさい。生まれたときでも、初恋のときでも、元元いた時期でも好きな時間に戻そう。君にはより良い人生を歩んでほしい。」


「別の人生って歩めるのか?」


「なに?」


「俺は家族もいない、本当に自由な人生を送ってみたい。世界のありとあらゆる場所を巡り、普通の人生なら経験できないようなことをしてみたい。それこそ、神でもなければ。」


「あぁ。そうだな。すまない、君の言う通りだな。君という人間は事故で亡くなったということにしよう。では、一人の男性として旅に出ると?」


「あぁ。」


「名前はどうする?」


「いっしょでいいや。」


「なら、冴島大毅…と。職業は?」


「無職でいいだろ。こっちから使い切れないほどの大金を持ち込むんだ。大富豪の息子で、悠々自適に暮らしてるってことにしといてくれよ」


「無職…親とは縁を切っているものの、親の温情で資金面には問題なし…と。顔はそのままで?」


「変にイケメンにするよりいいだろ?…というかこれさ。」


「なんだ?」


「ゲームの主人公を設定しているみたいだな?」


「そうだな…よしっと。これでよい。」


「じゃあ、しばらくお別れだな。」


「あぁ、お前の力ならいつでも戻ってこれる。存分に楽しんで来なさい。」


「おめぇがいなくなると、つまんねぇよ。」


「達者でな。」  


(俺は、その場で深々と頭を下げる)


「これまで、長いことお世話になりました!!」


俺は満面の笑みで神々を見た。


そして俺は、両手を中心から左右に振り払った。

すると俺の前に荘厳な扉が現れた。


このドアを開けたら日本に戻れる。


でも、戻る場所は特にない。

俺は新たな旅に出る。

世界を巡り、今まで誰も言ったことない場所にも行くんだ。今から興奮してくるぜ。


「よっしゃ!!行くか。」


そして俺は足を踏み出した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ