日本核武装(会話形式)7
Person B: 我が国が外交で強行策を打てないのは、核武装していないからではなく、エネルギーや食料をほとんど輸入に頼る自給率の低さによるものです。
Person A: 銃で撃たれたから、銃を持たないというのはおかしい。被爆国だからこそ核武装する権利がある。
Person B: 改憲では自主独立などできない。平和憲法で平和にならないのと同じことだ。
Person A: 核は銃のような兵器とはレベルが異なる。いうなれば禁断の兵器だ。
Person B: 被爆国が他国に核兵器を投下できるのかという考えは間違っている。我が国が他国に核弾頭を投下する時は自らの頭上に核弾道が降り注がんとする時だ。
Person A: 軍事力という使いにくい武器よりも経済力というもっとフレキシブルに使えて、かつ暴力的な兵器を充実させるべきだ。
Person B: 実際、核開発の段階で露見してしまう。そうなれば世界中から経済封鎖にあうだろう。
Person A: 仮に開発できたとしても、保有を証明するための核実験場がない。
Person B: 国連に軍事力を集中し、世界的規模の防衛軍をつくるというのが理想だ。
Person A: よく考えてください。国連というのは正確には旧連合国軍なのです。つまり、かつての日本の敵国です。
Person B: 宗教や民族性の違いによる紛争は続くが、基本的には共生融合、共存共栄の方向に進んでいる。
Person A: 核武装は国際社会の流れに逆行しており、孤立化を招くだけだ。
Person B: 核武装はそのまま日本を孤立させるものではない。孤立するかどうかは、外交や情報戦の結果次第だ。
Person A: フランスやインドが孤立しているでしょうか?
Person B: 平和は信頼によって成り立つものではない。他者への畏怖のみが平和をもたらす。
Person A: 武は矛を止めると書く。