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海自潜水艦(会話形式)1

「艦長、対水上レーダー波を探知しました」

「深度100まで潜れ」

「了解、深度100まで急速潜行します」


「さらに対潜魚雷接近、このままでは逃げ切れません」

「潜行深度アルファ」

「艦長それは危険かと・・・・」

「設計上の安全潜行深度だ、問題はない」

「しかし」

「前部トリムタンク及びメインタンク注水」

「ダンウントリム20」

「機関最大戦速」



「きれいだよな、このあたりの浅い海は」

「おまえ、しっかり前周囲観測してろよ、哨戒長にしかられるぞ」

「なにもない水平線ばかりじゃ、ねむくてしょうがないよ、だいたいここは大型船の航路からおおきくはずれた浅瀬なんだから、なにもいやしないさ」

「かといって、水中に潜望鏡をおろして熱帯魚ばかりみてもしょうがないだろう」

「いやこれが結構楽しめるんだ、おまえもこいよ見せてやるから」



「なんだか、耳がつーんとするような気がしますね」

「どんなに深く潜っても、艦内の気圧がほとんど変化はしない、若干耐圧殻が縮むが気圧差を生じるほどではない。心配するにはおよばないよ。すぐになれるさ」


「横須賀を出航してからもう10日も潜行したままだな。」

「潜行予定ポイントよりも大幅に手前で潜行したよな、今までになかったことだ」

「長期潜行手当がつく前には母校に帰還できるとは思うが、このままシュノーケル走行を繰り返しながら潜ったまま帰るのだろうか」

「今回はつめるだけ生鮮食料を積み込んだから、長期航海になるといううわさもあるが」

「それだったら、出航前に今まではそれとなく乗員に1日2日の休暇を与えられていたんだがな」

「急な出航だったな。士官連中も結構あたふたしてたよな。」

「まさか、隠密でまたハワイへ派米訓練にいくわけもないだろうに」

「そういえば、お客さんが10名弱魚雷室で寝泊まりしてるな。あいつらなにもんなんだろう」


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