POSモードによるSEAD任務（F１６ファイティングファルコン）
RUKモードとPBモードの検討
目標に接近しながら、POSモードの他のサブモードも確認した。RUK（Range Unknown）モードは、標的までの距離が不明な場合に使用する自己防衛モードだ。このモードでは、ミサイルが発射されるとすぐにシーカーが120度の広いFOV（視野角）で起動し、特定の脅威を探し始める。HUDのキューはEOMモードと同じだが、HARMのFOVボックスが広く、120度の視野を示している。
「RUKモードは、特定のSAMが飛行ルート上にあると予測される場合に使用する
PB（Prebriefed）モードにも切り替えることができる。このモードは、標的の位置がはっきりしているときに、遠距離から発射するために使用する。PBモードでは、シーカーはステアポイントの15マイル手前から120度のFOVで起動する。
「PBモードは長距離からの攻撃に適しているが、今回はEOMモードで攻撃する。」
ミサイルの発射と効果
ピックルボタンを押し続け、ミサイルが発射されるのを待つ。UHF（超高周波）通信で次のように報告する。
「ウィーゼル 3-1、マグナム PET アルファ 2分」
ミサイルが発射されると、WPNページのLSDL（Launch Status Divider Line）上部に発射後の情報が表示される。これには、ターゲットとする脅威、ミサイルの向かうステアポイント、着弾までの時間が含まれる。
「ウィーゼル 3-1、PET アルファ タイムアウト」
次のミサイル発射準備
2発目のHARMには、事前にSA-3がターゲットとして設定されている。ステーション3のミサイルを発射した後、ステーション7のミサイルが自動的に選択され、事前に設定された情報を引き継いでいる。
1発目のミサイルがまだ命中していなくても、POS EOMモードを使ってSA-3を攻撃することができる。
ミサイルのFOV変更
ミサイルのFOV（視野角）を調整するために、OSB 3を押してFOVを狭めることができる。これにより、シーカーが特定の範囲に集中してレーダー波を探すことができる。
「FOVを狭めることでミサイルの精度を向上させる。
ミサイルのハンドオフ
ミサイルを発射する前に、ターゲットとなる脅威をミサイルにハンドオフする必要がある。カーソルを操作して検出された脅威を選択し、TMS（Target Management Switch）を上に押してハンドオフを完了する。ディスプレイはミサイルのボアサイトビューに切り替わり、ハンドオフされた脅威のみが表示される。
ハンドオフが完了するまでに5秒かかる。成功すると、RDY（Ready）と表示され、ミサイルが発射可能になる。
HASモードでは、ミサイルがレーダーまでの距離を計算できないため、HUDにはレンジキューが表示されない。
HADモードでのターゲティング
HAD（Harm Attack Display）モードは、HTSポッドが左パイロンに装備されているときにのみ使用可能だ。
HADページでは、現在の高度と速度に基づいてHARMの射程（WEZ）が表示される。現在の高度では、WEZは約60マイルで、レーダー放射源がすべて射程内にあることを示している。
シンボルの表示カラーはレーダー波放射の状態に応じて変化し、黄色は捜索モード、赤色は追跡モード、点滅する赤はミサイル誘導モード、灰色はレーダー波が放射されていないことを示す。
AI支援で作成
