CCRP投下シーン②(F16ファイティングファルコン)
場所:韓国の射爆場KOTAR
状況:CCRP投下訓練
1. 射爆場へのアプローチ
「ゴブリン2-1、こちらコントロール。射爆場のQNHは2992だ。風向きは西から10ノット。訓練準備はどうか?」
コクピット内は密閉されていて、エアコンの風が軽く頬を撫でる。「了解、ゴブリン2-1、QNH 2992、投下開始します。」
眼下には山々が広がり、太陽が反射してきらめく川が見える。緑が豊かで、空気の中には少し湿気が感じられる。視界の端に射爆場が見え始める。
「ターゲットステアポイントに向けて、FCRの操作だ。」自分に言い聞かせるように言葉を発し、右手でHOTASのスティックを操作しながら、左手でFCRをDBS2モードに切り替えた。
2. ターゲットの捕捉
FCR、DBS2モードにズームし、ステアポイント6に合わせた。
HUDに目を向けると、ズームされたFCRの映像が表示され、建物の輪郭が徐々に鮮明になってくる。標的が確認できると、私はTMSを上に操作してデジグネートする。標的が固定され、HUDに目標が表示された。
「よし、標的をデジグネートした。次はCCRPの設定だ。」
右MFDがSMSページを表示していることを確認し、CCRPモードに切り替える。HOTASのMSL STEPボタンを押してモードを選択する。HUDにはターゲットまでの方位角と距離が表示され、FPMをアジマスステアリングラインに重ねるように機体を調整する。
「ジョン、CCRPモードに切り替えた。標的まで直進する。」
無線で確認を取ると、ジョンも了解の返事を返してくる。
3. 標的への接近とHUDシンボルの変化
機体を標的に向け、HUDのアジマスステアリングラインに沿って飛行する。機体の振動とエンジンの低い唸りが体に伝わり、HUDにはターゲットまでの距離が徐々に縮まっていくのがわかる。
「FPMをアジマスステアリングラインに重ね、標的にまっすぐ進め。」
HUDにはソリューションキューが表示され始めた。最初に現れるのはロフトソリューションキューだ。これは、標的へのアプローチ角度が急な場合に、爆弾を打ち上げて投下するための指示だ。
「ロフトソリューションキューが見えた。タイマーを確認し、爆弾を打ち上げる準備をする。」
4. ロフトソリューションキューと投下手順
タイマーが0秒に近づくと、HUDに大きな円が表示される。これはPull Up Anticipation Cue (PUAC)で、引き上げの2秒前に表示される。「PUACが点滅、4Gで引き上げ開始。」
操縦桿を強く引き上げ、機体を45度の上昇角度に持っていく。4Gの力が体をシートに押し付け、胸が重く感じる。呼吸を整えながら、ウェポンリリースボタンを押し続ける。機体の振動が増し、HUDのソリューションキューがFPMに重なる瞬間を見逃さないように集中する。
「今だ、投下!」
HUDのソリューションキューがFPMに重なり、爆弾が自動的に投下される。瞬間的に機体が軽くなり、HUDの表示が変わる。
5. 水平飛行でのCCRP投下
「次は水平飛行でのCCRP投下だ。ロフトソリューションキューは無視して、水平で進む。」
機体を水平に保ちながら、再びアジマスステアリングラインにFPMを重ねる。標的に接近すると、2つ目のソリューションキューがHUDに現れる。これは水平飛行での投下を示すレベルソリューションキューだ。
「レベルソリューションキューが見えた。タイマーを確認、投下準備。」
再びウェポンリリースボタンを押し続ける。機体が安定していることを確認し、標的に向かって進む。HUDのソリューションキューがFPMに近づく瞬間を見逃さないように目を凝らす。
「投下準備」カウンターが0秒になるのを待った。
ソリューションキューがFPMに重なり、爆弾が正確に標的に向かって投下された。
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