表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/51

38、誕生日のお返し

 アレックスの誕生日パーティの二日後、あおいが家で錬成物を作っていると誰かやって来て玄関をノックした。

「おはようございます、あおい様」

「はーい」

 あおいが慌てて玄関を開けると、そこにはクレイグが立っていた。


「クレイグ様、こんな早い時間に一体どうしたんですか?」

「この時間なら、あおい様もまだ家に居ると思いまして。アレックス様から、あおい様にプレゼントのお返しを持っていくよう言われましたので」

 あおいは緊張した。


「え、お返しなんて良いのに。でも、一体何を下さるんですか?」

「こちらです」

 クレイグは少し渋い表情で、胸元から一枚のカードを取り出した。

「こちらは王宮の入館証です。これがあれば何時でも王宮に入れます」

「え!? そんなもの貰っちゃって良いんですか!?」

 あおいはカードを受け取ると、日に当てて見た。七色に光っていて綺麗だった。


「私はまだ早いと申し上げたのですが、アレックス様がどうしてもおっしゃるので……」

 クレイグの眉間に皺が寄っている。あおいはアレックスに特別扱いされたようで嬉しかったが、クレイグの手前冷静を装った。

「ありがとうございます」

「くれぐれも無くしたり落としたりされませんようご注意下さい」


「なんか、特別扱いされたみたいで嬉しいですね」

「あ、ロイドさんとローラさんも持っていますよ」

「え!? 聞いてないですよ!?」

 あおいは自分だけじゃ無いと知って、落胆した。


「あおい様、アレックス様は今、誕生日のプレゼントのお返しで忙しく、しばらく城からは出られません」

「そうですか。だったら、差し入れを持って私が王宮に出向きますね」

「……ご自由に。それでは私は城に戻ります」

 クレイグは城に戻っていった。


「よし、素早さアップキャンディと、疲れの取れる薬草クレープを持ってアレックス様に会いに行こう!」

 あおいは弾む足取りで、ぼろ屋に入ると早速キャンディとクレープを作り始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ