『うわっ!書いてる途中に間違って閉じちゃった!』という時に下書き原稿を復旧する方法
<< はじめに >>
『うわっ!間違って原稿を書いてる途中に閉じちゃった!!』
という経験、皆さんもありませんでしょうか?
わたしは幾度となくあります……。
でも大丈夫です!
途中まで書いた原稿は大体復旧できます。
ここでは様々な場面を想定して『誤って閉じてしまった書きかけ原稿を復旧させる方法』について紹介していきたいと思います。
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【 復旧の難易度は”どこで書いていたか”による 】
『小説家になろう』に投稿する作品を書く場合、
① 『なろうのサイトで直接書くパターン』
② 『テキストエディタで書いてなろうにコピペするパターン』
の2つが考えられると思います。
よって、今回はおおまかにこの2パターンにわけて、それぞれの場合の対処方法を解説していきます。
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<< ① 『小説家になろう』サイトで直接書いていた場合 >>
なろうサイトで直接書いていた場合、一番最初に試みるべきは、『ブラウザの”履歴”からの”タブの復旧”』です。
閉じて消えてしまった!っと思っているタブも、見えなくなっているだけで、すぐに内容が消えるわけではなく、入力内容(原稿)を含めてデータ自体は消えていませんのでご安心ください。
ここでは国内で使用ユーザー数の多い『Google Chrome』と『FireFox』を例に『タブを復旧』させる方法を紹介していきます。
【 Chromeの場合のタブ復旧方法 】
「:」-「履歴」-「最近閉じたタブ」 を順にクリックすれば大丈夫です。
99%の場合これで復旧できます。
【 FireFoxの場合のタブ復旧方法 】
「Ctrl+Shift+T キー」を同時押しすることで直前に閉じたタブを復旧できます。
※そのほか、chromeと同じ様に「履歴」-「最近閉じたタブ」というメニューから復旧させる方法もありますが、最新のFireFoxでは履歴メニューがデフォルトで非表示になっているので、こちらの方法を使う場合はまず履歴メニューをツールバーに入れるところから始めるとよいかと思います。
【 その他 】
タブが復旧できなかった場合、なろうに存在する『バックアップ一覧』から、下書きを復旧させるという方法もあります。
『バックアップ一覧』は「執筆中小説」ページの下の方にあるボタンから辿ることが出来ます。
または以下のURLから直接開くことが出来ます。
https://syosetu.com/userwrittingnovel/backup/
※ただし、このバックアップは常に最新の状態が保存されているというわけではないのでご注意ください。
※多くの場合「最近閉じたタブ」から復旧させるほうがより最新の内容となっています。
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<< ② 他のテキストエディタで書いた場合 >>
他のテキストエディタで書いていた場合、そのエディタの自動バックアップからの復旧させる方法が考えられます。
ここではメジャーなテキストエディタである『MS Word』の例を紹介します。
【 Wordでの復旧方法 】
Wordの場合、例えファイルが保存していない場合でも、データ自体のバックアップは取られています。なのでどんな場合でもほぼ復旧させることが可能です。
方法としては、Wordをもう一度立ち上げて
「ファイル」-「情報」-「ドキュメントの管理」-「保存されていない文書の回復」
を選択すれば99%の場合、直前に閉じてしまった小説が残っていますので、そこから下書き原稿を復旧させることができます。
【 そのほかのエディタので復旧方法 】
大抵のエディタの場合、ワードの様な自動保存機能は付いています。
なので『テキストエディタ名 + 閉じたファイルを復元』でGoogle検索を行えば、なんらかの情報が得られることでしょう。
【 ※ 注意点 ※ 】
ただし『メモ帳』の様な簡易的なエディタの場合、バックアップ保存機能がない場合もあります。
なので原稿を書く際は最低限その様な機能が付いているエディタで書くことをおすすめします。
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<< その他の復旧について >>
【 iPhoneの場合の復旧方法 】
iPhoneの場合、途中まで書いた文章を誤って消した場合は、iPhone本体を横に振って「シェイク」し、表示された「取消ボタン」を押せば大丈夫です。
【 『感想欄』や『活動報告』でも大丈夫 】
一番最初に紹介した『最近閉じたタブ』からの復旧は、感想欄や活動報告でも有効です。
これらは、なろう自体にはバックアップ保存されていませんが、タブとして保存されていますので入力内容をそのまま元に戻すことが出来ます。
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<< もっと前に戻す方法 >>
ここまで、誤って閉じてしまった原稿をもとに戻す方法を紹介してきましたが、ここからは『間違って上書き保存してしまった』原稿を以前の状態に戻す方法も紹介しておきます。
【 Wordの場合、ファイルごとにバージョンが保存されている 】
さきほど紹介した「バージョンの管理」を使うことで以前の状態に戻すことが出来ます。
【 Dropboxの活用 】
その他、無料で使えるメジャーなパージョン管理ソフトとして『Dropbox』があります。
このDropboxをインストールし、そのフォルダ内にファイルを置いて作業すれば、上書きするごとにその時点でのバージョンが保存されるため、あとでファイルを元に戻したくなったときに過去にさかのぼってファイルを復元させることができます。
詳しい方法は「Dropbox 以前の状態に復元」で検索すると具体的な方法がみつかります。
Dropboxは事前にインストールしておく必要がありますが、一度インストールしたらあとはほぼ何も意識せず使うことが出来います。
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<< 誤って消してしまった…… でも大丈夫! >>
さらに、間違って原稿ファイルを消してしまった場合でも大丈夫です。
99%の場合、復旧できますのご安心ください。
【 ファイルをPC内部に保存していた場合 】
ファイルの復旧を試みる時、そのファイルが元々どこにあったのか、というのが重要となります。
ファイルがPC内部に保存していた場合、話は簡単で『ごみ箱』の中にファイルがそのまま残っており、ここから復元することができます。
詳しい方法については「ごみ箱 ファイルを元に戻す」で検索すれば、具体的な方法が見つかります。なおmacの場合でも同様です。
【 ファイルをUSBなどに保存していた場合 】
少し難易度が上がるのが「ファイルをUSBメモリなどのPC外部に保存した場合」です。
その様な場合には「復元用のソフト」を使うことで大体対処できます。
「usb ファイル 復元」で検索すれば、無料ソフトがいくつも見つかりますので、それらを使うことによって大体解決出来ます。
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<< 最後に >>
ここまで様々なパターンでの『間違えて消してしまった原稿の復旧方法』を紹介してきました。
シチュエーションによって具体的な復旧方法は様々ですが、一番重要な点としては『間違えて閉じたり消してしまったファイルは大体の場合、復旧できる』ということです。
この『復旧できる』という事実を事前に把握しておけば、いざ間違えて消してしまったときにでも冷静に対応することができます。
繰り返しになりますが、大体の場合大丈夫です。
一度書いた努力は決して水の泡になりませんのでご安心ください!!