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第一部☆第三章

   第一部☆火星のミリー・グリーン

      第三章☆第二王女リリア

 ロカワ氏は第二王女が避難している王宮の中でも奥まった部屋へ向かって走った。そのすぐ後ろをダガーを振り回すメイが肉迫していた。

「わあ、やられる・・・っと」

そう見せかけておいて、ロカワ氏は身に付けていた防御用の装置の一つを使って、あっという間にメイの身柄を拘束してしまった。

「くっ」

硬い石の床に転がり倒れて、メイは、この半分おどけてでもいるような態度の男に心底腹が立った。

「女の子が物騒なもの持っちゃって」

莫迦にしたように笑ってロカワ氏はメイを見下ろした。

「あなたみたいな人がいるから、女の子でも武器を持つしかないのです」

メイの片方のイヤリングからミリー・グリーンの姿が投影された。

ロカワ氏は目を丸くして、「イヤリングはこんな時に使う為に渡した訳じゃない‼」と言った。「一体どういう事です?あなたはまだ以前私がしたことに恨みでもあるんですか?」

ミリーは、かぶりを振って、擬似テレパシーでメイだけに聞こえるように「必ず助けます」と告げると、映像はかき消えてしまった。


「ロカワさん?大丈夫ですか?」

第二王女リリアが護衛兵を引き連れてロカワ氏のところへ現れた。

「この女は?」

「ミリーと一緒にいたんですがね、私の命を狙いやがりました」

「まあ!」

憎々しげにリリアはメイを見下ろした。

「お姉さまは何を考えておられるの?私のフィアンセの気を惹こうとしてみたり、こんな事をしたり‼」

「まったくです」

ロカワ氏がミリーに実際にちょっかいを出して返り討ちにあったことなどリリアは知らないのだ。ロカワ氏はしたり顔で頷きながら、メイの袖を捲って金星人が身に付けている金属のプレートを発見した。

「金星からの刺客か?」

メイは無言でロカワ氏をにらみ続けている。

「殺さないのですか?」

リリアが尋ねる。

「ミリーの真意を知るのに利用します」

ロカワ氏は護衛兵にメイを連行させた。

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