友と呼ばせて
恋愛要素0作品(笑)
『月下を行く』
満ち欠けを繰り返す
人の想い
仰ぎ見た月に似ていて
姿を変える
忘れ物をしたのかい?
慌てて引き返す君
それとも迷子かい?
夜を行くなら
満月を選び
帰り道を心に刻んで進もう
人を惑わし拐かす
月夜の灯りは儚くても
それでも僕らは敢えてゆくんだ
恐れずに
人の身を嘆かずに
闇夜を見透かす瞳はなくても
旭日の元に我が身を照らす
場所へと向かって
僕らは想いを満たして進む
『友と呼ばせて』
ひと時の別れだと
それぞれの道に進んだ僕ら
共に過ごした時間さえ
只の一塊の時間になり果てるほど
長い道のりを僕らは歩いて行かなきゃいけないんだ
だから君の背に贈る
『またな』と
応えるようにあげた手を
次に掴む時
僕らの時間はまた流れだす
幻を追う虚しさと
人の狡猾さに乾いてしまう心
有罪判決で溢れる世界
だけど皆が罪を背負い生きるなら
人の営みは誰かを傷つけた分
他者を癒すんだ
君の言葉だったから
頷いた
遠く離れても聞こえる声
『そこにいて』
いつか逢いに行くから
友と呼ばせて 君の事を
『新章』
今は泣いてもいいから
負の連鎖は断ち切ろう
怨むなんて馬鹿げてる
気持ちは分かるけどね
何処へ向かおうとも
積荷に悪意は乗せないで
それは晴朗なる門出に
相応しくなんかない
旅立ちの日には
新しき衣を纏う君が舵をとる
その身を穢す怨み事は
遠き記憶として海に沈め
旅立とうよ
新しい地図を広げてさ
お読み頂きありがとうございます!
BGM 恋愛裁判 (恋愛要素なしなのに・・)
俺のインスピレーションは歪んでる