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エルフはダンプ

エルフといえばトラック

そこは譲れない

「オレはダンプ。里で世界樹の守り手をしている者だ」

 ピンクモヒカンイケメンさんはダンプというらしい。ヒャッハ-な方かと思ったけど割と落ち着いた声色で、口調は礼儀正しい。兄弟に平ボディさんとかユニックさんとかもいそうだ。

「里? 世界樹? 守り手?」

 ちょっと情報が多いな。とりあえず情報咀嚼の時間稼ぎで名刺でもと思ったが既にない。

「この素晴らしい銀の幹は、世界樹だろう?」

 ダンプさんはちらっと視線でスカイツリーを示した。

『そうですわ、世界樹ですわ』

「……その、会話する紙はなんだ?」

『称賛する言葉が見当たらないほど美しい女神ですわ!』

「……ほめるのが難しい、ということか?」

『伊能さま、こいつをやっちゃってほしいのですわ』

「あー、事実を告げられてむかつくのはわかるんだけど俺に振らないでほしい」

 スペランカー体質の俺に無理いわれても。そもそもこんな筋肉さんに勝てるわけないでしょ。社畜に武闘派はいないから。枯草だから社畜やってんだよ。

「俺は伊能といって、こっちは女神様(仮)だ」

 『無実、無実ですわ!』と叫んでいる女紙様は横に置いといて自己紹介だ。相手が名乗ったのならばこちらも名乗らなければビジネスは始まらない。

「確かにこれは世界樹、といわれているものではあるけど……」

 ごめん、俺はそうは思ってないんだ。これはスカイツリー。そこは譲れない。

「伊能が世話をしているのか?」

「世話っていうか出したというか」

「出した?」

 ダンプさんの眉間がしわしわになった。

 あーもー説明がしにくい。

だらっと続きます

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