表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/82

色々怪しすぎる紙っぺら

怪しいのは最初から

 エレベーターの扉には、極彩色な羽の矢が刺さってる女紙様の姿が。深夜の神社で五寸釘を打ち付けられてるアレに見えなくもない。

『あら、矢で射られたのですわ』

「射られたんだからもっと焦ってお願い!」

『体を貫かれるのはもっと控えめなものがよいのですわ。大きすぎるのは、痛いですわ』

「なんか勘違いを誘発するような言動はお控えなすって?」

 ともかく矢を抜こう。矢の半ばくらいを掴んで「うりゃ」っと引っこ抜く。

 視界の端の残機が89に変わった。

「ちょ、こんなんでも減るの?」

 と驚いてたら俺の顔のすぐ脇をすごい速度で矢が通っていった。

「うぉぉぉ残機制度万歳!」

 生きてる、生きてるよ俺!

 アレが当たってたらさっくり死んでたろ俺。

 手のひらだってクルンクルンしちゃうよ。命あっての物種よ?

 もしかしたら残機制って、俺が簡単に死なないためのもので、もしかしたらスペランカー体質ってのは、調子に乗った俺がやべーことしないようなストッパーだったりする?

『あぁ、貫かれるって、このような快k、感触だと、長く存在していて初めて知ったのですわ』

「おい女紙様、不穏な言葉は禁止だ。これ以上警告が来ると秋のバン祭りで召される」

『白い食器がもらえるのなら、じゃんじゃん投資もするのですわ』

「あの皿は良いものだ、だからね」

 露骨に話をそらされたなチクショウ。

だらっと続きます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 秋のバン祭り(笑) 白い皿は集めちゃうんですわ〜。使い勝手がいいんですもの〜(*´艸`*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ