尊大 is 尊大
禁句というものがあるのです
「なにこのリラックマドラゴンさん、会話ができるの?」
知能があるとなれば敬語が必要だ。呼び捨てではなくさん付けでないと、スペランカー体質の俺は、たぶん、キャンプ場の残った炭よりも小さくも残らないかもしれない。
【少なくとも、地表にはいつくばって空も飛べない下等な種とは違うのであるな、我は】
薄ーく口を開けたドラゴンさんは、なんとなくどや顔にも見える。
やべーくらい尊大がぶっちしてる。しかも我よ我。
偉い人は朕とか余とかいっちゃうけど、それ系だよ。組長ドンだよ首領。
社畜としては長いものには巻かれちゃう性だけど、死んでまで社畜はイヤだ。
ここは倍返しで。
「あ、でも、あっさり撃墜されましたけどってあぁぁぁ撃墜してすみませーーーん」
睨まれた、たぶん、睨まれた。目の奥がキラーンてしたもん。
ちょっと土下座しかけた。そして残機が26に減ってた。泣いていい?
『ふふん、わたくしは女神ですわ。もっと偉いのですわ』
なんとなく、胸を張っているようにもみえなくもない紙がそうのたまった。
【ふむ、ぺらっぺらな具合が、トップオブ愚かしい女神にふさわしいのであるな】
『対空砲にあっさり負けたトカゲが負け惜しみを言っているのですわ』
【天界でも厚みのない身体だったことを隠さなくても良いのであるな】
『なんやとゴルァ!』
oh……女紙様が言い負けてるじゃん。
そして女紙様が紙の理由が垣間見えちゃった。
気ままにだらっと更新します