表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/82

ご無体なシステム

むたいなー

 エレベーターで地上に降りた。あの鉄の椅子には4点式のシートベルトがあって、俺は縛られたまま、マッハで降りやがった。

 地表までわずか3秒。死ぬかと思ったらやっぱり死んでた。女紙様に言われた残機は、俺の視界のすみっっっっこのほうに表示されてた。

 残機は28。

 スカイツリーに14回上り下りすると、死にきるらしい。

『残機がなくなると完全消滅ですわ。その前に善い行いをして残機を増やすのですわ』

 女紙様はこう言うが。

「善い行いWhat。何のための、誰のための?」

『先ほども言いましたが、伊能さまはこの森の管理者なのですわ。管理行為をすると善行と判断されるのですわ』

「……それって、()()()されるの?」

『もちろんわたくしですわ、えっへん!』

「あんたかよ!」

 俺と一緒にいる時点で無限1UPしてほしいんだけど!

 くそ、俺から離れないというか、何が何でも家出をやる気るつもりだこの駄女紙様。

『そんなことよりも、ドラゴンですわ』

「俺の命はそんなことではなくってさ、結構大事なのよ? 死にきっちゃったら美味しいお酒が飲めないからね?」

『わたくしがつきっきりで、そんなことはあり得ないのですわ!』

 お酒お酒~♪って感じの鼻歌っぽい文字が続いてた。

 誰だよこの人を女神にした人は……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ