スカイツリー第二形態
ドラゴンは美しい
酒のつまみになるくらいは
頭の中に対空砲らしきものを思い浮かべる。まるっこいボディーに2連の銃身。それを天望回廊の周囲に並べるイメージで。
「おいでませ、いっぱい対空砲!」
頭がくらっとして、また膝が笑った。どすっと床に膝をつく。汗も噴き出る。それでも顔を上げた。
『なんだかかっこいいものが、たくさん出てきたのですわ!』
天望回廊を取り囲むように、対空砲たちがみっしり並んでいた。女神様はなにやら嬉しそうだ。
確かに、なかなか壮観ではある。どう設置されてるとか、きにしちゃだめだ。
「よし成功!」
額の汗を腕で拭う。大物は創り出すたびにくらくらするし汗もかくけど、謎の達成がある。
あの赤いドラゴンは、いったん距離を取ったのか遠くで旋回してる。
「遠くで見てるぶんには、かっこいいよなぁ……」
羽を広げて悠々と滑空している姿は、美しささえある。攻撃さえされなければこのまま酒のつまみにしたいくらい、きれいでかっこいい。ゲームではボス級なのがうなづける。
『ドラゴンを見ながらのお酒はおいしそうですわ』
「ちょっとそこの女神様?」
『ものの例えですわ』
きっとおいしいのに、もったいないですわ、と書き続いていた。
この女神様、もう女紙様でいーんじゃないか?
だらだら続きます
忙しいので書けたら投稿です