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~オーバーシア~監視者~男と仕組まれた罠。
少女に家族はいない。
そして刻まれた嘘の記憶と頭痛とともに誘われる真の記憶の連鎖に苦しむ少女には、何かが見える。
ある男が
孤島に流れついた
男もまた被験者の家族。
全ては
愛娘を助ける為
それだけの為に
孤島を
探索中に
ある少女と出会う。
少女も
また被験者
らしい。
少女の
小さな腕には
赤い腕輪。
そして
少女は口を開き
指を指す
そこには
何も居ないが
何かが見えるらしい
指を指し
『怖い』と震える
少女を見て
男は
覚悟を
決めた。
少女を
最期まで
守り抜くと。
少女は言う
『ありがとう。』と
その言葉噛みしめて
男は少女と
当事者を
探す旅にでた。
その後に
起こる
不幸には気付かずに…
《続く…》