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番外編 10月10日

 二日遅刻しました(汗)


 一周年記念小話です。

 ほぼ会話文で短いうえに、いつも以上に騒がしいです(笑)

良平「突然ですが質問です。今日は何の日でしょうか?」

灯火「め、『目の愛護デー』だったと思うんですけど……ち、違いました?」

清水「それとも『眼鏡の日』ですか?」

千秋「ネットで調べるといろいろ出てくるぞ」

新「本当だね。『萌えの日』なんて秋のためにあるような言葉だよね!」

フェイト「『トマトの日』でもありますね」

十真十「おい、フェイト。今わざと俺を見ただろ?」

フェイト「なんのことですかね〜?私は名前ではなく食べ物の話をしているつもりだったのですが?」

猫「確信犯が何をいっているんだい」

パーヴェル「確かに食べ物関係が多いな。食べ物の方が記念日にしやすいのか?それとも日本人の食に対する意識が高いからか?いや記念日にすることで消費者の購買意欲をあげようとする企業の……」

雨「だぁあああ!ヴェル兄の話は難しすぎてうちにはぜんっぜんっわからねえよ!」

雲「それは雨が馬鹿なだけよ!言葉が難しいだけでいってることはそうでもないわ!」

晴「く、雲ちゃん!それはいいすぎですよ!雨ちゃんは体を動かすことは得意だけど、難しいことを考えることが苦手なだけなんです!」

雪「晴……それは……雨を……遠まわしに……馬鹿……にしてる」

未来「はわわっ!?雨ちゃん、泣かないでっ!?」

日向「ヴェルさんの最後の話はバレンタインデーのチョコレートと母の日のカーネーションがいい例やっちゃが!」

自由「記念日トイウ口実デ贈リ物ヲスルンデスネ」

颯太「リョーヘイにとっては何の日?」

良平「実は……」

久遠「今日は『久遠のアパート』が小説家になろうに投稿された日だぜ!……いってえ!?なんで殴るんだよ、咲楽!?」

咲楽「リョーヘイの台詞をとるな。仕事はどうした?あとうるさい」

久遠「リョーヘイの台詞をとったのは悪かった。でもさこんなめでたい日に仕事なんてしてられるか?いいやできないね!だからぱあーっと祝おうぜ!ついでみたいにうるさいっていうな!俺、泣いちゃうぞ!?」

 咲楽は携帯電話を取り出してどこかにかける。

咲楽「……リアンか。久遠ばかがまたこっちに来てる。捕まえておくから早めに回収しに来てくれ」

久遠「ちょっ、咲楽!?お前は俺を裏切るのか!?」

フェイト「適切な対応だと思いますよ」

雲「またリアンさんに迷惑をかけるなんて馬鹿じゃないの!?」

雨「いい年下大人が何してんだ?」

雪「……反面教師……ダメ大人」

晴「私達に会いに来てくれるのは嬉しいけどお仕事をさぼるのは悪いと思います」

久遠「ヴェル、娘達が冷たいっ!もしかしてこれが反抗期ってやつか!?」

パーヴェル「父親である久遠さんが側にいなくてもしっかりと成長されててよかったですね。自立心も高いようですし、独り立ちできる日も早そうです」

灯火「ヴェ、ヴェル!?ちょっと久遠さんの気持ちを考えていってあげて!?ヴェルのせいで久遠さんが泣いちゃったよ!?」

清水「ヴェルくんは思ったことを正直にいい過ぎですよ!」

十真十「いい年した大人が仕事を放り出すんじゃねえ!お前はいい加減に年相応の責任感と落ち着きを持ちやがれ!」

猫「トマ、子供がいる場所で暴力はダメだよ。ヤルなら目がない場所でね」

久遠「味方が一人もいねえ!?え?ちょっとトマさん?その本気の目は冗談ですよね?ちょっと占めるだけ?誰かマジで助けてえぇ!?」

未来「でも未来は久遠さんのこと好きだよっ!久遠さんのおかげでここにいられるし、みんなと会えたのっ!みんなも同じ気持ちだと思うっ!」

千秋「確かにな。久遠さんが俺を拾ってくれたから好きなことが出来るし、感謝しても足りないな」

新「僕も千秋と一秒でも長く同じ場所にいられる機会をくれた久遠さんには一生頭が上がらないよ」

颯太「久遠さんが許してくれたからぼくもリョーヘイといっしょにいられる。ほんとうにかんしゃしてます」

良平「颯太くん……。でもそうだね。久遠さんには千秋は新の件や颯太くんのことだけじゃなくて僕を傘下の出版社で小説家として働かせてくれてる恩もあるからね。時々、こんなに幸せでいいのか不安になるくらいだよ」

久遠「お前ら……俺もお前らを愛してるぜ!笑美と娘達の次に!」

猫「ふふ。皆の絆が深まったようでよかったね。さてと。ちょっとグダグダになってしまったけれど……」



全員『これからも久遠のアパートをよろしくお願いします!』



 久遠はその後、無事に迎えに来たリアンとクロエに引き渡されました。

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