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田舎者で何が悪いのか?
たしかに王子はこの国で最高の家柄だし、実際文武両道で基本なんでもできるイケメンのパーフェクトヒューマン
のお手本のようなものではある、しかし人間は生まれですべてが評価されるのか? わたしはそうは思わない。
というか田舎育ちが都会育ちより下という評価がおかしいのではないだろうか? 思えばあの王子を怒らせた
話題もそれが原因だったかもしれない……
「あなたの車って高そうなスポーツタイプのやつみたいだけどミッションはオートマなのね!」
「え、今時車と行ったらオートマに決まってるでしょ、てかマニュアル車になんか乗っている人いるの?」
「でもあなたはたくさん車を持っているし、ドライブもほぼ毎日何時間もしていてほかの貴族と話す話題も
ほとんどそれのことばかり、たまにはマニュアル車にも乗ってみたいとは思わないの?」
「だから言ってるじゃん。俺はオートマ車しか乗らないの、スポーツ走行もドライブもATで十分楽しめるし」
「もしかしてさ……」
「は、なんだよ何が言いたいの?」
彼の態度が明らかに変化したのに気が付かないはずがなかった。
「今の車はみんなオートマばっかり、F1マシンや他のレーシングカーだってオートマやパドルシフトとかの
セミオートマ式、それで昔の完全マニュアル車より明らかに速くなってる、それでいてオートマ限定免許という
限定無し免許よりも早く安く取得できる制度ができたってのになんでわざわざMTで免許取る必要があるわけ?」
完全にオートマ限定免許であることを露呈した瞬間であった……。
「でもさあ、本当に車好きを公言するのであればやっぱり古いタイプの方式の運転方式も学んでおいて損は
無いと思うんだよね、マニュアルで取ったからと言ってオートマ車に乗ってはいけないわけではないんだしさ、
まあ逆は無理だけどw」
キキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!
ここでついに運転していた車を止めた。
「うるせぇなあ、俺はオートマしか乗らないんだからコスパの良い方の免許取っただけ、無駄なことはやりたく
ないの!」
顔真っ赤にして声高に叫んだのだった……




